腰痛予防のための重量物持ち上げ方法 〜足幅を広げる〜
皆さん、お疲れ様です。
北海道千歳市で理学療法士をしている澤野です。
今回は、「足幅を広げた持ち上げ方法は腰へのストレスを減らせる」という内容です。
前回の腰痛予防のための重量物持ち上げ方法 〜stoop法とsquat法〜 も是非、ご覧頂けると幸いです。
今回紹介する報告は、健常男子大学生8人(平均年齢21歳)に対し、足幅を3種類に規定して、10kgの荷物を持ち上げた際の①体幹前傾角度②脊柱起立筋(腰の筋肉)筋活動を測定しています。
足幅の規定は以下の通りです。
結果は、③wide stance(一番足幅を広げた持ち上げ方法)が体幹前傾角度も脊柱起立筋筋活動が小さかったという結果でした。
なぜか?
と推察されています。
※因みに、本報告では、L(大腿のアーム長)もwide stance(最も足幅を広げた持ち上げ方法)が一番小さかったという結果も出ています。
三谷 2017 , 日職災医誌
以上より、足幅を広げた持ち上げ方法では、体幹前傾角度を抑えることが可能で、同時に脊柱起立筋の筋活動も抑えることが可能です。
実際に皆さんも一度試してみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。