9/11 【天狗は、最後に必ず一人になる。】
自分を俯瞰して見ることはとても難しく、また自分を取り巻く状況を俯瞰して見てみることはもっと難しい。なぜなら、環境にはどうしても慣れが生じてしまい、悲しいかな有り難いことにも慣れてしまうのが人間というものである。
最近テレビで鬱陶しいくらい兵庫県知事の話題がやっているが、まさにこの記事のタイトルにあるように、天狗な人間には最後に誰も周りに残っておらず、むしろ敵となっていくことが多い。そんなシーンにたくさん出くわしてきたし、多く見てきたからこれはほぼ間違ってはいないと思う。
天狗には、1人でなることができない。そこには他者評価が伴っていて、その評価は自分の周りの環境や、近くにいてくれる人たちの力が結集して成り立つものであり、たった1人の力で何もかも成し遂げたと多くが勘違いによって巻き起こるものだと思っている。
そして、1度天狗になると、鼻がへし折られるほどの大きな出来事がない限り、要は1人取り残され始めてようやく気が付き始めるもので、気がついた時には割と手遅れなパターンがほとんど。
天狗状態は、幻想だ。現実でない。もっと自分の周りを冷静に見て、なんで今の自分が成り立っているのかを考え、偽善の感謝でなく熱を帯びた気持ちを伝えること、それに都度気が付くこと。常に驕らない気持ちを持っていること。謙虚さがない人間ほど、表面上はよく見える魔法だからね。
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