バリ・ギリ・ムリから見るタスク管理

借金玉さんはネーミングセンスがいいな、とか思うのですが、発達障害もちの人でも仕事に対応できる層とできない層がいるわけで。
バリバリ働ける層、ギリギリ働ける層、働くのがムリな層、を簡略化した呼び分けをしたのがバリ・ギリ・ムリで。

タスク管理には、エネルギーレベルでタスクを使い分ける、という発想があるのです。一般人がいう、仕事で手の抜けるところは手を抜く、というのとはちょっと違うのですが。発達障害もちが仕事で手を抜くと、ただの手抜きにしかならない。

さて、エネルギーレベルの話。
一日中、活発に動くことができる、つまり脳は確かに発達障害もちだけど、肉体的な虚弱性がない人は高エネルギーレベルが多い人と言えます。
そういう人はどういうタスク管理ができるかというと、難しいタスクをより多くいれることができるんですね。
それで、おそらくゴリ押しを通せるのがバリ層。多分、それでもたいていは一般人の仕事レベルだと思いますが。

つぎ、ギリ層。
定型発達の人と混ざって活動するにはギリギリ適応できる、というレベル。本当にギリギリ、神経すり減らしつつ仕事している層がここ。定型の人が観測する発達障害はこのあたり。
この層のエネルギーレベルは午前と午後でだいぶグラデーションが変わると思われるので、午前しか難しい仕事をこなすことができそうにないでしょう。

つぎはムリ層。
ほんと勘弁してください。自分がそうなのですが、まず面接がムリ。就職に難がある。継続的に働くにしても体力がもたない。人によっては、パート的リモートならなんとか、という話もあるが、基本的に難しい。自分は30代前半までは肉体労働でゴリ押しして、力尽きる感じで仕事できなくなりましたが。

まあ、自分の独断と偏見の私見ですが。

さて。そうなると、タスク管理はどういうのが向いているか。

バリ層は定型がやるようなタスク管理もこなせると思います。逆算してタスクをこなすことも可能でしょう。

ギリ層は、習慣を作ることができれば、タスクシュートはできるでしょう。あるいは普通のTODOリストとか。あまり複雑そうなタスク管理は手を出しにくいです。

さて問題のムリ層。20年くらいタスク管理について考えているけれど、計画をたてるのが難しいです。
虚弱なのもありますが、いっこうに低エネルギーレベルから上昇しないというか。普通のタスクに悪戦苦闘してます。

先日こういう記事を見かけて、慎重に慎重を重ねて、無理なく反動がでないように気をつければ体力をつけることができる、と希望を持ってたりします。
ちゃんと計画的に、習慣化できればいいのですが。


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