歌とMDと私
荷物整理してたら奥の方からごっそり出てきた。
MD。
世代的にも、世の中で出始めてから使われなくなるまでどんぴしゃの年代なので、MDにはほんとに思い入れがたくさんある。
MDポータブルプレイヤー
壊れるたび何台も買ったなあ。
都合何台持ったんだろ。。というか今更だが本体どこいったんだ。
個人的には、自分の音楽人生において、
音楽を聴く、というものから、録る、という行為に変わる、そのちょうど間の転換期を支えてくれた、担ってくれた、MD。
大変 たいへんお世話になりました。
しかしどれもこれも
デモ集、みたいなタイトルのものばかり。
手書きの字が汚すぎる。お見せできん。
再生機器がないので聴けないが、おそらくはデモ、とは程遠いレベルのほんとに殴り書きみたいな曲ばかりだろうと思われる。
その頃はMDの取り扱い易さ、気兼ねなさがほんと好きだったな。
CD、レコードみたいに気を遣わなくてよい感じ。
ポケットにスッと入るサイズも大好きだった。
録音可能なMDポータブルプレイヤーを買った時はほんと嬉しくて一日中録ってたな。
今で言うスマホにある普通のボイスメモと同様だろうけど。ボイスメモすご。
しばらくはそれでずっと録音してたけど、いつしか多重録音できるようになりたくて、それもMD機器からだった。
MD4という、持ち運びやすさとは程遠い(一応確か運べるようにはなってたやつで、ランドセルくらいのやつ、、)大きさの機器だった。
4というくらいだから、4トラック、つまり4回録音を重ねれるやつ。
はじめて、自分の声で、自分にコーラスをつけれたのがこれの時だったな。楽しすぎて寝ずにやってた。
これを使いまくった後に、いわゆる今の状態、DTMに移行していくんだが、基本的にはやってることはMD4のときと全く変わってない。
マイク立てて、歌を録る。必要ならば、重ねる。そんだけ。
今となっては何個でも音を重ねられるのよ。
すごいよね。ほんと。
すごいことと思う。
でも正直必要ない。
成長してないともいえるし、よしあしはあるが、それが自分が作りたいもの、良いと思うもの、には充分だし、合ってるんだろうなあと思う。
一発勝負でよくなきゃ意味がないというか。
何回でもやり直せてしまう、録り直せてしまうそのイケてなさに対しての嫌悪は今も昔も変わらないし、重ねてよくなることなんて稀。一本でいいのが一番。
まあ、便利な時代にはなったし、だれでも作れるし、だれでも残せるし、だれでもうまく作れちゃうし、いくらでもなんとでもなっちゃうからこそ(AIや編集ソフトに頼ることに対する文句ではないが、若干のぐち)、原始的な部分で、その作ってるものがほんとにいいものなのかどうか、実際に体験としてリアルタイムで再現可能か、作ってるやつの気迫みたいなところ、特に歌に対しては、いつだって試されていると思ってやっていたいなあと思う。
にしても
MDはやっぱりかわいいなあ。
データやら配信なんかは便利に決まってるけれど、音楽を持ち歩く、やら考えたときにはCDよりMD派だなあ。
MDでリリースとかしたら聴く方は機器がないからほんと困るだろうけど、ものとしてのサイズ感があまりにもかわいいので、売り物としてこの形で売ってたらなんか欲しくなるな。作ってみたいのもある。さすがに作らんけどさあ。
さて明日はジョンテとの配信、ヨルノリでございます。
花見気分で呑みながら、なんて話してましたがなかなか開花しませんね。
ゆるりとやりますのでよかったら是非ご覧くださいませ。いや絶対みてくれよな。待ってまーす。
配信 ヨルノリ 第5話
JONTEと松藤の夜遊び的配信トークライブ
「ヨルノリ」
歌ったり歌わなかったり歌ったり。
JONTEと松藤がお届けするノープランな夜。
「ノリ」は韓国語で「遊び」。
3/26(火曜)夜19時配信開始(75〜90分予定)
配信チケット3000円
視聴期限1週間
さて
風がまだまだ冷たい。
皆様何卒お身体に気をつけてお過ごしください。
新しい作品の歌詞読んでもらえたら嬉しいです。
以下です。
(転載厳禁)
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?