#50 どうせすぐ忘れる
気づけば50回目の投稿になる。
毎日やってその日感じた事を書いている。
意外と続くものだと感心している。
今回の入院を通じて、自分と向き合ったり映画、アニメ、ドラマを見たり、本を読むことが増えた。
色々な人の考えや、いろんな人の人生、価値観を取り入れていくことで、感受性が戻ってきたかもしれない。
思えば大学生の頃からテレビをあまり見なくなって、ここ3年間はテレビすら家にない。
映画もあまり見ていなくて、基本的に考えを構築するのは自分の視点での経験のみだった。
それがこうやって様々な経験をいろんな媒体で取り入れていくことで、自分では考えない事を知れている。
その結果今日ファンの方からいただきた、赤川次郎さんの「一億円もらえたら」の「仰げば尊し」の回を読んである時に目から涙が出た。
久しぶりに感動して涙がでるようになった。
普段感情が動いて泣くことがないから、久しぶりの感覚だった。
人間味が出てきたのかなって思った。
アスリートということもあり、今まで強くあらねばという思いが強く、自分の感情を押し殺しながらいきてきた。
入院を気に自分の気持ちに正直になりたいって思い始めた事がきっかけなのか、感情が動くようになってきた。
すごく人間らしくなってきたなと思う。
こういう変化ができたのも怪我のおかげだと思う。
人は絶望を感じた時に成長できる生き物だと思う。
だから本当にキツい時がきた成長のチャンスだと思って欲しい。
あの時の絶望、靱帯が切れた時の痛み、リハビリで曲げが始まった時の痛み、1か月ちょい前の出来事でも意外と覚えていない。
リハビリでは常に今の痛みしか覚えていない。
今朝のリハビリの痛みでさえ、夜になると覚えていない。
意外とすぐ忘れる。
だから今悩んでる事があっても、どうせ一年後には覚えてないから、あんまりクヨクヨしなくていいんだなって思えた一日だった。