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「生きている実感がない」という言葉に触れて…
noteマガジン「パートナーシップを磨く」は、日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるパブリックフィールドです。パートナーシップのあるコミュニケーションが日本中に浸透し、イキイキと働く人が増え、しあわせに生きられる人を増やすことを目指しているコーチのHOSUです。
連投88日目。
昨日、とあるアイドルグループの方が、暴行事件に巻き込まれた辛い思いを、動画で発信されたことを、ワイドショーなどで取り上げられていました。
その中で、涙ながらに胸中を告白している動画の中で次のようなひと言(正確な言葉は忘れました)を述べていました。
「生きている実感がありません」
理不尽と思えることが次々と起き、周りの人を信頼できなくなってしまった末に、彼女の口をついて出てきた言葉は、わたしにはズシンと重くのしかかってきました。
仲間でありながら、良きライバルでもあるはずのメンバーの関与が疑われるトラブル。
味方になってくれていると感じられないマネジメント事務所や周囲の大人への不信。
(実際がどうかの真偽は不明ですが、彼女にはそう感じられる現実があるという意味で書いています)
「自分の身の周りに、安心・安全にコミュニケーションできる人がいない」と感じる状況が立ち現れてくると、人は本当に命を削られるような感覚、自分の存在が脅かされる感覚があるんだな…と、動画の中の彼女の言葉を聴きながら思いました。
人は、コミュニケーションの中にいて”他人”と交わる中で、”自分”を感じられるものです。だから、業務上の最低限度の会話しかされない状況で働いている人も少なくありません。そのままだと、相手を感じることが減り、自分を感じる感覚も薄れ、「わたしじゃなくてもいいよね」「どうせわたしなんて」と自己肯定感が下がり、仲間とのパートナーシップも感じられなくなってしまうでしょう。
語弊があるかもしれませんが、パートナーシップが欠けている環境をつくれば、人ひとりをつぶすことなんて、何も難しいことじゃないんだなと恐ろしくなりました。
裏を返せば、パートナーシップが満たされれば、人がイキイキする場なんて、あっという間にできあがるということです。
日本中にパートナーシップが浸透することで、削られるように自分を押し殺して仕事している人が救われる世の中にしていくことが求められます。
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