「エンゲージメント経営」とパートナーシップ
連投178日目。
エンゲージメント経営って、初めて耳にする人もいると思います。
エンゲージメントとは、組織の理念を共有したメンバーとのつながりの中で発揮される自主的貢献意欲のことをさすようです。
方向性が一致した状態でメンバーとつながっていること。
誰かの指示を待つのではなく、自主的であること。
チームで創り出す結果に貢献すること。
これって、仕事でも、スポーツでも、大切なことですよね。
これがそもそも組織に満ち満ちていると、仕事や練習にやりがいを感じられたり、このメンバーと一緒にやることへの喜びや、メンバーの一員であることへの誇りを感じたりするでしょう。
人々の生き方や働き方も多様化し、勤めた企業で定年まで働く人の割合はもはや3人に1人だというデータもあります。同じく、離婚をする割合も3組に1組というデータや、約6割の世帯が共働きというデータもあります。そうなると、必然的に働くことへのニーズは時代とともに変化しますし、将来の先行きに対する不安も様々でしょう。
働く場所で人間関係が最悪で、個人攻撃なのか指導なのかがわからないようなコミュニケーションがあったり、ふと「わたし、何してるんやろ」と自分の仕事が作り出している価値や意味を見失ったりするような職場で働くことを、潜在的には避けたいと望んでいるのではないでしょうか。
そのことと給料を天秤にかけて余りあるほどの給料をもらっていて、物質的な豊かさを謳歌できたとしても、職場に行くことが苦痛になってしまったのでは本末転倒でしょう。
だからこそ、エンゲージメントを大切にする経営に注目が集まっているのだといえます。共通する理念のもとでつながり、そのことに自発的・自主的に貢献したいと思うことができ、自分が行った作業(業務)がこのチームや世の中にどんな価値を生み出しているのかを確かめられる、それがエンゲージメントを大切にする組織では体験できます。
これまで、パートナーシップについて様々な角度から述べてきましたが、組織内のエンゲージメントを高める上で、パートナーシップは大前提になります。いえ、むしろ、パートナーシップのある組織風土をつくりあげていれば、組織内のエンゲージメントは高まっていくといってもいいくらい密接な関係にあるといってもいいでしょう。
「ここで働いていてよかった」
「この仕事をしていてよかった」
「このメンバーと一緒に働いていてよかった」
あなたがいる組織は、あなた自身がこう思える、あるいはあなたと一緒に働くメンバーがこう思える組織でしょうか?
答えが「YES」なら、ぜひ、それをたゆみなく継続していってください。
答えが「NO」なら、ぜひ、その方向へと進む一歩を踏み出してください。
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