「減点方式」だと人は力づけられないよね?
仕事もプライベートも充実するカギとなる「パートナーシップ」を専門とするコーチ&トレーナーであるHOSUです。
日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるフィールドとして、noteの無料マガジン「パートナーシップを磨く」を発行しています。
連投76日目。今年もいよいよ年の瀬。今年は皆さんにとって、どんな一年でしたか?
目標に向かって邁進して、望ましい結果を手にしたこともあったでしょう。不本意な結果に終わり、悔しい思いをしたこともあったでしょう。
で、こういう振り返りをするとき、ついつい「あれができなかった」「これがダメだった」と足りないことに注目しがちですよね(以下、これを「減点方式」という)。
先日も、息子のテストの点数で、国語99点、算数68点だったのをみて、「お!国語99点、すごいな。やるなぁ。で、算数68点って、点数悪いやん。得意やったのに、どうした?」と、即座にマイナス32点に着目する自分がいました。
そして、この減点方式の質問は、「100点とれて当たり前」「100点とれていないのは問題」という価値観が背景にかくれているので、100点取れても褒められるわけでもなく、とにかくできないこと、ダメなことに目を向けられることになるので、力づけられるかといえば、力づけられないですよね。
おなじような感じで、こんなことやりがち…。
・宿題したの?(してないでしょう?)
・忘れ物ない?(忘れ物してるでしょう?)
・歯は磨いた?(磨いてないでしょう?)
こんな風に、「あれした?」「これした?」と疑われる相手だと、正直な気持ちとか、なかなか言いにくいですよね。パートナーシップって、「相手が自分のことを言える」というところに感じられるものだから、この減点方式のコミュニケーションは、それを阻害するコミュニケーションだな〜と反省しきりです。
という具合に、自分のことさえも減点方式で見ている自分がいるわけです(汗) 減点方式の浸透力、おそるべし^^;;;
自分を最強のパートナーにするとしたら、減点部分を見ると同時に、加点部分もみるようにしましょう。
ちなみに、息子とのコミュニケーションは、減点だけじゃなく、彼がしっかりやりきれたこと、新しくチャレンジしていることとそこで経験したことなどを共有してもらって、それを一緒に喜んだり、次につながるポイントを伝えたりする「加点方式」のコミュニケーションもしていますよ^^
年末の一年を振り返る時に、情緒的な減点方式の自分で、自分を最大の敵にしないようにだけ、気をつけましょう。