「すぐ言えなければ、あとからでも言えばいいじゃん」
組織にパートナーシップの器を創り上げる組織コンサルタントのHOSUです。最近、何人かのリーダーとの会話で気づいたことの探究。
やっちまったなぁ…
まぁ、人ってほんとに複雑な生き物でして(笑)
完璧な人間なんてどこにもいないじゃないですか。
だから、「あ〜やっちまったなぁ」と思えば、訂正すればいいんですよ。
「ちょっと言い過ぎたなぁ」とか「あれは悪いことしたなぁ」って、仮に、会話している最中には気づけなくても、後になって、気づくことや反省することってありますよね。
だったら、いまからでも言えばいいじゃん!って思うから、「言い過ぎたなぁ」「悪いことしたなぁ」って言ってる当の本人に、「言えばいいじゃん」って言うと、「え?言っていいんですか? そうですね。言ってみてもいいですよね」と考え直す人が少なくありません。
そう。言わないままだと、あなたの後悔は相手に伝わりません。
いや。それどころか、言ってもらえると、相手はあなたの本心に触れることができます。
本心に触れると、素直になれる
「あの時は、ああいう風に言ったけど、ちょっと言い過ぎたなと思ってるんだ。ごめんね」
実際にそう伝えられた人はどう感じたのかとうかがうと・・・
「少し気になっていたけど、正直に伝えてもらえて、許せちゃいました」
「逆に、正直に言ってもらえて、嬉しかったです」
「わたしも言い過ぎたなと思っていたので、わたしも謝りました」
こんな風に言っていました。
もし、あとから言うのはかっこわるいとか、つまらない基準で言っていなければ、きっとその人は気になり続けただろうし、自分が言い過ぎたことを気にするあまり関係がギクシャクしたかもしれませんね。
あなたが「やっちまった…」と思うことをオープンにすることは、何かを失うよりも、得ることの方が多いみたいです。
正直さが安全・安心な空間をつくる
正直なところを言えるって、本当に気持ちいいですよね。
安心できるし、言った後は清々しい気持ちになるし、何よりモヤモヤしていたことから解放され、相手との関係がより良い方向へと向かっていくようになります。
カッコ悪いところを部下に見せたくないということにこだわって、現状維持を図るか。
正直でオープンになることで、事態を動かすか。
なんか、もっと「自分の選択で事態は動き出す」ということを多くの人に実感してもらいたいなと思うんですよね。
誰かを責めたり、環境や何かのせいにしたりして、「わたしには何も出来ません」っていう白旗を揚げたくなるのもわかるけれど、「そして、自分にやれることはなんだろう?」ってひとり一人が考えられるようになるだけで、相手を責めたり、環境のせいにして直視を避けたりすることも、減るんじゃないかなと思います。
もっと、正直に。
そして、オープンに。
それだけで事態が好転するってこと、知ってほしいな。
記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。