「やるべきことを実行できる組織」について考えてみた
「やるべきこと」
それは例えば個人であれば、定期的に運動をしたり、健康的な食事を摂modelたり、十分な睡眠をとったりです。
企業であれば、利益率を向上させるためにコストカットしたり、既存事業の先行きが暗い場合に大きくテコ入れしたり、あるいは新規事業を成功させる為にビジネスモデルの仮説検証をしたりが思いつきます。
個人の場合も組織の場合も、共通点はやったほうが良いと、頭では理解できている点です。
しかし、どれだけ頭で理解していても、実行に移せない、移したとしても三日坊主になってしまうことってかなり多くないですか??
今回は、特に"組織に於いて"やるべきことを実行するのに何が必要かを個人の場合と比較して考えてみました。
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これが必要① 周囲からの反対や無関心に耐える
組織ですから、自分以外の人が居るわけです。そして、自分がこうすべきだというプランを提示してもなかなか周囲に動いてもらうことは出来ません。
それはヒトは皆、(大きな)変化を嫌う性質があるから。現状のままがラクで、大きな危機感がない限りは今のままでいいじゃんと考える。
これはデフォルトで脳みそがそうなってるので変えられない。
そこでどうするか。
それは自分が提示したプランを率先して、結果を出すまで実行し続けることが必要になる。考えて見れば当たり前で、自分が思いついたプランを、他の人が急に実行したくなるわけがない。そのプランを一番やりたいのは自分に決まっている。
自分でやり遂げて、結果を出す。
結果を出すとこのやり方はよかったんだと、周囲の人も真似してやってくれるようになる。
ただ、結果を出すまでがしんどい。
先ほど書いたように、人間は今のままを保とうとするので、誰かが新しいことをやり始めても、反対とか無関心なことも多い。
それに耐えながら、信念と忍耐力をもってやり続け結果を出すことで、初めて価値を理解してもらえる。
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これが必要② 責任者と意思決定者を明確にする
原因①で述べたように、何かを変える時は言い出しっぺがやり遂げることが何より大事。とはいえ1人でできることは限られているので、組織を編成したりして、他の人にも手伝ってもらう必要がある。
この時に大事なのは、集めた人達が烏合の衆にならないこと。
いくら優秀でも、ただ集まるだけでは力が発揮されない。
そこでどうするか。
組織が編成された意図、目的、ゴールを個々人が理解し、咀嚼している必要がある。
そして、意外と忘れがち(曖昧になりがち)なのが、組織の中で責任者や意思決定者を明確にすることだと思う。
今から実行することの決定権は誰が持っているのか、計画の達成に責任を持つのは誰か。想定通りにならなかった時に、計画変更の号令は誰がくだすのか。
そういったことを事前に組織で決めておかないと、必ずと言っていいほど、途中で空中分解してしまう。
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組織でやるべきことを実行する為に何が必要か、ポイントの整理ができました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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