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アニメのOPとEDは全部見ようぜ

2024.06.28
ぺぎんの日記#87
「アニメのOPとEDは全部見ようぜ」


中学生2年くらいになって、ようやく「アニメ」と呼ばれるアニメを見るようになった。

それ以前までも「忍たま乱太郎」や「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」、「ジブリ」といったアニメは見てきたのだが、それらはやはり日本において「アニメ」と分類されるジャンルからは少し異なっているように思う。むしろ「教養」とでも呼ぼうか。ポピュラーすぎて、逆に日本のアニメ文化と呼べない気がする。

中学2年で初めて見たアニメが「進撃の巨人」。
YouTuberはじめしゃちょー のチャンネルに当時投稿されていた進撃の巨人の1話〜75話を見たのが始まりである。(ちなみにこれは、ちゃんと合法)
当時の私の中では「深夜」だった22時。部屋を暗くして、布団の中でYouTubeが公開されるのを待つ。進撃の巨人を見るために大切に取っておいた、1日1時間のスマホ利用制限。
毎度、驚かされた。話の内容もそうだし、作画もそうだし、声優もそうだし、私が今まで見てきた「アニメ」とは世界が違った。どっちがいいとか、そういう話じゃないけど、その頃は毎日、夜に見る進撃の巨人を楽しみに生活していたと思う。
布団の中で、変にドキドキして画面を食い入るように見つめていたあの時間。あれが、私がアニメを知った一番最初の時間。

そして次に見たのが、中3のときの「スパイファミリー」。
もう全部が好き。特に綺麗な風景の作画が好き。父のパソコンをHDMIケーブルでテレビに繋いで、家族で見たスパイファミリー。あそこまで平和な(なんというか、物語は平和じゃないんだけどある意味全部ギャグっていうか)世界の中に、たくさんのエッセンスが詰まっている感じ。
楽しかったなぁ…。

あと同時期に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も見ていた。映画なのに「見ていた」というのは何周もしていたからである。

そして一番最近。テレビで放送されたのを毎回見ていた「葬送のフリーレン」。
今まで見てきた系統とはまた異なったテイストのアニメで、だからこそ、葬送のフリーレンきっかけでアニメの世界についてもっと知りたくなった。岡田斗司夫のYouTubeがオススメに並ぶくらい、アニメ関係の解説動画を見た。作画的な部分のルールだったり、アニメを作るための組織の形態だったり、フリーレンの世界の裏側を覗けることにワクワクした。
アニメを「非現実」と捉えるわけではないのだけれど、その裏側を知りたいと思う、不思議な感覚だった。

と、ここまで見てきた(といっても数は少ない)アニメたちを列挙したわけだが、何が言いたいのかというと、

私はOPとEDを飛ばしてアニメを見たことがないのである。

進撃の巨人は公開されたのをリアルタイムで追っていた。
スパイファミリーは家族と見ていたので、誰もOP・EDを飛ばそうとしなかった。
葬送のフリーレンはリアタイで見ていたので飛ばせない。

いや、システム的に「飛ばせなかった」のもあるが「飛ばしたくなかった」という思いのほうが結果的には強かった気がする。

オープニングやエンディングには、本編以上に色々な情報が散りばめられていて、それらが物語の進展を予感させる。エンディングにしても、次の話につながるオープニングだ、とさえ思っている。

これから物語が始まるというワクワク感。そのアニメの世界観に入り込む没入感。ものすごいスピードで情報が頭の中をすり抜け、そして本編に繋がる。

その感覚が大好きで、私はOPとEDは飛ばせない。
みんなこれから、毎回ちゃんとOPとED見ようぜ。マジで楽しいからよ。

あ、一応言っておくとOP・EDについてはいっちょ前なマイルールがあるくせに、「進撃の巨人」も「スパイファミリー」も「進撃の巨人」も、完結まで見守れておりません…。ファンの皆さんごめんなさい。


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