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日本水準原点の一般公開に行ってみる
この日は、6月3日の測量記念の日の関連イベントとして、
日本水準原点が一般公開される日と知り、行ってきました。
そもそも日本水準原点とは何ぞや?と存在を知らなかったため、
事前に予習をしました。
ここを基準として日本全国(離島を除く)の土地の高さが
計測されているのです。
計測の状況を思うと、うーん、気が遠くなる…
風雨による風化を防ぐため、標庫という石造りの蔵に入れられており、
普段は閉められているのですが、年に1回だけ扉が開けられます。
130年以上前に設置された水準原点、当時の設置の苦労がしのばれました。
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石造りの標庫の設計者、佐立七次郎氏は
日本近代建築の父と呼ばれたジョナサイア・コンドル氏の一番弟子で、
氏が設計し現在も現存しているのは、
この標庫と旧日本郵便株式会社小樽支店の2棟だけだそうです。
なんと、小樽支店!
北海道とのつながりを感じました。
北海道は津軽海峡があるからどうやって測るのだろうと、
案内人の方に聞いてみたところ、
昔は海水面を測って測定していたけれど、
今は青函トンネルを測り続けて北海道の土地の高さを測っているそうです。
なるほど、地続きで測るのと一緒なんだと納得。
この日は、電子基準点も公開されていました。
測位衛星で日本の正確な位置を24時間体制で観測し、
地殻変動も監視しています。
なので大規模な地殻変動があった際には、
官邸はじめ各省庁に自動的に報告するようになっており、
防災に役立てていると、職員の方からお聞きしました。
日本の安全を守るためのものなのだと、初めて知りました。
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日本水準原点のメモリ0表示の高さを決める際に、
霊岸島で行われていた潮位観測結果が使われたと知りました。
霊岸島水位観測所は、先日歩いた新川公園の先にあります。
先日はそこまで行かなかったため、この機会に行ってみることに。
懐かしの5号館や皇居のお堀を見ながら、
日比谷~有楽町~銀座~入船町をプラプラと歩いて霊岸島へ。
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現在の霊岸島水位観測所は、当時の位置からは少しずれています。
今は荒川水系の基礎データの観測を続けているとのこと。
ひっそりとたたずんでいる印象でした。
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霊岸島水位測定所を見た後は、新川公園を通りウイークリーへ。
その途中に、船員教育発祥の地や日本銀行創業の地の碑があり、
東京って発祥の地がたくさんあるなあと、
歴史を感じながら戻りました。
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