ジャンクを求めて
ある日突然とてつもないジャンク欲におそわれる…などという経験はだれにでもあるのではないかと思います。
先日、買い物中に突然ジャンク欲に襲われた私は、ロシアでもよく売られている「辛ラーメン」には手を出さず、よりジャンク度の高いРоллтон(Rollton)の製品を手に取りました。
ロシアで売られている「辛ラーメン」
「Роллтонラーメン」
辛ラーメンの麺は、我が国のマルちゃん製麺の麺のように「生麺に近くしよう」などとは夢にも思わぬ由緒正しいジャンク麺ですが、所詮はインスタントラーメン先進国の製品、それなりにちゃんとした食品です。
対してРоллтонを初めとする"Mareven Food Holdings"の製品たちはそんなレベルのジャンクさではありません。一口食べれば「これは確実に健康を脅かすな」という実感がムンムンあふれる味とテクスチャー、そして匂いです。
そんな健康の敵、Роллтонラーメンのチキン味を買った私は、家に帰って早速調理を試みました。
すると…
なんということでしょう、スープの小袋が3つも入っていました。
大サービスです。
繋がった小袋をよく見ると小袋間に切れ目がない…
かなりいいかげん…もとい、大らかな工場で生産されたようです。
そこで思い出したのですが、以前麺だけ使ってスープの袋が余ったことがあった。
そのスープの袋を調味料置き場のどっかに置いておいたはずだ…(探す)
ありました、これです。
袋の切り目のギザギザが全く違います!
さすがはロシア…と書こうとして、そういえばРоллтонて本当にロシアの麺か?と思って調べてみたところ、"Mareven Food Holdings"というのはキプロスに本社をおく食品製造業者だったことがわかりました。
とはいえ、その生産地はおそらくすべてがCIS内。つまりこのいいかげんさはキプロスとロシアのコンボによるものといっていいかと思われます。
とりあえず、3つ繋がったスープの袋は珍しいので保存しておくことにし、荒々しい切り口のスープ袋を使ってラーメンを作りました。
(作るなり食べたので完成写真なし)
ジャンク欲は満たされましたが少し胸焼けを覚えます。
我が国のインスタントラーメンですが、いちおうはアジア食品店、一部のスーパーマーケットなどで売られています。が、その値段は高く、どうしても「たかが即席麺にこんな金額は払いたくない」と考えてしまいます。(ケチ)
次回ジャンク欲を発した時は辛ラーメンにしておこう、と反省しつつ、また怖いもの食べたさで手を出してしまうかも知れません。By K'Ichi
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