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オミクロン禍:強制隔離ホテルのお弁当

約2か月間カナダへ出張に行ってきました。帰国直前に突然現れた「オミクロン株」の出現により、隔離期間もPCR受診してOKだったら14日間→10日間に短縮してもらえる緩和策が取り消しとなり、しかもカナダオンタリオ州からの帰国者は入国後3日間強制隔離ホテルで隔離されるとのこと。「え~!なにそれ」と思ったのですが、「オミクロン株」なる未知なる脅威を水際で捕まえて少しでも日本国内への侵入を遅らせ 対策をとる時間を稼ぐ まあ当たり前の対応。文句を神様に言ってもしょうがないということで初めての強制隔離3日間を体験してきました。
体験して思ったこと、とにかく空港の検疫所から各収容所(私の場合は幸いにも成田空港近くのホテルでしたが)で働いていらっしゃる皆さま 「とっても大変なお仕事」です。まあ私たちはこの時期に出張に行ったりしたのですから 「自業自得」的な感じではあるのですが、飛行機は各所より朝から晩までやってくる。それ全員に同じような対応をしなければならないので体力的にも、精神的にも「ストレスたまるよなぁ」と思いながら作業を拝見させていただきました。ただただ皆様へ感謝申し上げます。

さて、本題に入ります。実は 昨年初めのコロナ騒動が始まって以来、強制隔離をされている皆様はどのようなお弁当を食べているのかしら?と思っていたわけです。外に一歩も出れないということになると何が楽しみって、私の場合、食べることなんですね。幸い昨年経験した2回の隔離は自主隔離
(自分の手配した宿泊所で2週間おこもりするタイプ)だったので、食べ物は自分で食べたいものを調達できました。どんなものを強制収容された方たちは食べているんだろうと興味津々!だったんです。
今回 自ら体験させていただきましたので レポートしたいと思います。

私がお弁当を食べたのは 3日間の隔離だったので 朝、昼、晩 各3回分です。宿泊したホテル近郊で手配をいただける内容のお弁当なんだろうなと理解しているのですが、それなりに(予算とか手配の個数とかいろいろの制約のある中で)工夫をしたメニューだったのでとてもいただきやすかったです。もちろん、冷たかったし、サラダはもっとたくさん食べたいなぁとか自分のし好の問題とかありましたけど、きっと 予算書を眺めながらメニューを考えてくださっている方の「できるだけ変化をつけて、食べやすいものにしてあげよう」という心意気はビンビンと伝わってきましたよ!

朝の主なメニュー
パンまたはホットケーキ、ツナのパスタ、ちょっとしたサラダ、スープまたは紅茶、プリンやゼリー、ヨーグルトなどのデザート
朝なのでとっても軽めでおなかには優しい感じ。パスタがあるのでおなかにもそれなりにたまりました。

朝

朝ごはんの例

昼の主なメニュー
中華麺(焼きそば類)、サンドイッチ、のりのかかったご飯、ちょっとしたサラダ(豆・カボチャ・中華風)

昼


お昼ご飯の例


晩の主なメニュー
エビフライ、鳥の唐揚げ、鳥の照り焼き、クリーム煮 など 肉料理、少しだけ焼き魚、ちょっとしたサラダ それとご飯にたまにインスタント味噌汁

夜


夜ご飯の例

配膳方法

強制隔離ホテルなので、働いている皆さんの安全の確保、隔離中の私たち相互の安全のため お弁当は廊下に置かれた椅子の上に置かれ、すべての配膳が終わったところで 「準備ができたから マスクをしたうえで自分で廊下に出て取ってね」というような全館放送が入って 各自で受け取ります。直接従業員の方たちとお会いすることはありません。

また、食べ終わって出てきたごみはごみ袋に入れて廊下の椅子の下に置いておくとタイミングを見て片付けてくれます。

ここのところは、ホテル住まいというよりは囚人に近いのかなと思いました。まあもともと強制隔離されている私たちはウィルスがくっついているとして扱われているわけですから、安全を考えるとこれも当然の扱いですね。

ホテルの廊下


椅子の下にあるのはごみ。椅子の上のものがお弁当などそのお部屋の住人へ届けられたものです。

私たちは、成田空港近くの強制隔離ホテルへ入れていただいたのですが、成田空港の担当者さんのお話では一番遠くの強制隔離施設で 成田から沖縄のホテルへ強制隔離で飛んで、隔離後また成田へ戻ってこられたグループがあったとのこと。(強制隔離の場合、必ず到着地の空港まで戻って次の自主隔離ホテルへの移動になります。)
私たちが空港からホテルへ移動するバスを待っている間、そんな話をしてくれました。良かったです成田空港近くのホテルへ入れて(^^♪。

By こばつね

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