チャイコフスキー作曲「四季」より 「舟歌(6月)」
5月の「劇場へ行こう」リモートで ピアニストのYuriさんがチャイコフスキー作曲「四季」から「秋の歌(10月)」を演奏してくださいましたが、その時に「私は、6月も好きだなぁ、早速聴こう♪」と思いたち、YouTubeを検索してみると こちらの演奏がとても気に入ってしまいましたので紹介いたします。
さて、Yuriさんも紹介されていましたが、「四季」の12曲にはそれぞれ詩が添えられています。
この曲には
「岸に立てば 寄せる波
僕たちの足に接吻するだろう
星は神秘的な哀愁とともに
僕たちの上に光を放つだろう」
プレシチェーエフ「歌」(1845)より。の詩が添えられています。素敵な詩です。
でも、私はこの曲を聴くと、
「梅雨空、外に行きたいのだけれど窓の外を眺めて躊躇している自分の姿を思い浮かべます。そしてちょっと晴れ間が見えたので外に飛び出していく。」そんなイメージを持っています。皆さんはどのような情景を想い浮かべて聞いていらっしゃるのでしょうか?
梅雨と言えば「あじさい」と「でんでんむし」ですよ。この曲にはあじさいがよく似合うように思いませんか?
でも、そういえば、私がロシアにいた間は「あじさい」も「でんでんむし」も街で見かけませんでした。ロシアにいたチャイコフスキーは当然ながら、「あじさい」も「でんでんむし」も知らなかったでしょう。梅雨もありません。全然違う環境で、異なる情景を思い浮かべながら作曲された曲のはずですが、なぜか私にはとても日本の6月にマッチした曲のように思えています。音楽って不思議ですね。
By こばつね
『ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。
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