青春プレイバック
今日、日本にいる母親から、先日のギフトが届いたという連絡と一緒に、
「今日の王様のブランチで、20代~50代が選ぶスポーツ映画ベストテンやってた。1位はロッキー、2位はなんでしょう?」
というクイズを出されました。
そんなの簡単すぎて答えるのも恥ずかしいので、「わかっているので答えないよ。」とだけ返信しました。
決まってるじゃないか、そんなもん。
後ほど母から返信がきました。
「ウォーターボーイズです。」
ほら、思った通り。
私的、素晴らしい映画ベストスリー。
3位:ショーシャンクの空に
2位:LEON
1位:ウォーターボーイズ
1位なんて、何回観たことか。
確か初めて観たのは小学生で、そのあとドラマ化もされて、中学生の頃は友達と市民プールでシンクロの練習してました。
毎年夏になると地上波で放送されるので、もう何回も観てるはずなのに、なんだかんだ毎回観てしまう。
ただ、大学生くらいからか、自分が映画の登場人物より年上になってから、急にパタッと観なくなった。好きな映画に変わりはないけど。
母の策略なのかはわかりませんが、急に観たくなったので、久々に起き抜けに観てみました。
感想はというと、”最高”の一言に尽きます。
なんなら、自分の思春期の頃より、グッときたかもしれません。
青春て、浅はかで、短絡的です。それは言い換えると、常に今に全力である、ということを改めて感じました。
例えば、シンクロを始めた理由は人それぞれ、そしてさほど大きな理由というわけではないです。
だからこそ、やりたくなくなったからすぐにプールは譲ったし、でもバカにされて悔しくなったら、すぐ取り返しにいきます。
特に考えることがないから、決断が早い。
いや、シンプルに「それをしたいか否か。」それだけの衝動で動くわけです。
「高3最後の夏なんだよ、今しかできないんだよ。」
というセリフがありました。
高校生にしてみればありきたりの言葉かもしれませんが、その理由だけで、好きなことをできる高校生に羨ましくもあり、懐かしくもあります。
そして特に僕の好きなシーンが、妻夫木聡さんが演じる鈴木が、公演中に平山綾さん演じる木内さんの前で、振り切ったダンスをするシーン。
元々鈴木は水泳部を引退しようと思っていたところでしたが、流れでシンクロをやる羽目に。
一度は諦めますが、木内さんと一緒に行った水族館でのイルカショーに感銘を受け、竹中直人さん演じるイルカの飼育員に特訓を依頼します。
そのとき、彼は「このまま終わるのは情けないから。」と吐露します。
こうして謎の特訓が始まり、気づけば彼らは有名人になっていきますが、木内さんにシンクロをやっていること、文化祭で公演することを、ずっと言えないでいます。
そして急遽シンクロの公演が、彼女の学校のプールで行われることになり、客席に彼女がいることに気づいた鈴木は、直前でシンクロをやらない、と言い出します。
周りも説得しきれず、公演がスタートしてしまいますが、そのとき鈴木の前に竹中さん演じる飼育員が現れ、「恥かくかもしれないけどよ、一生情けないままよりいいだろ。」と鈴木に伝えます。
まあ簡単な伏線回収というか、情けないままが嫌で彼はシンクロを諦めなかったわけで、ここでやらなかったら本当に情けないままになる、と思ったのですかね。
鈴木は客席の合間から飛び出して、演技に参加するのです。
そしてそのダンスシーン、迷いを振り切った鈴木は、パフィーの歌に乗せながら、木内さんに伝えるのです。
「いつかあなたには、全て打ち明けよう。」
という歌詞でした。
にくいね三菱、と言いたくなる演出ですね。
(まあ木内さんは彼がシンクロをやっていることを知っていたわけですが。)
久々にこんなまっすぐな青春映画を観ると、今の自分と重ね合わせて色々考えてしまいましたが、もっと気楽に生きていけばいいのかな~と思いました。
「20代最後の夏なんだよ、今しかできないんだよ。」
と自分に言い聞かせます。
フォートナイトやります!
Twitterアカウント : https://twitter.com/Peeeta_frwl
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?