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大学生活でよくお世話になった航空会社
「片道5000円で九州に行ける」
この衝撃を受けたのは私が大学一年の頃でした。
大学入学以降、本州から出たことのなかった私は、これを見て九州への思いが強く募っていました。
大手航空会社ではあり得ない値段です。どれだけ安くても1万円代です。
私はこれを知って以降、何度も「Jetstar」を使うようになりました。
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はじめてのJetstarは、プロ野球の春季キャンプを見に宮崎に行ったときです。当時は1日に1便しかありませんでした。
Jetstarが運行している空港は成田空港しかないので、そこまで行くのもできるだけ節約してました。
よく使っていたのは東京駅から成田駅を1000円で結ぶ高速バスです。最寄りから電車で行くよりも楽にかつ安くで行くことができるのでおすすめです。
LCCの専用ターミナルとなってる成田空港第3ターミナルに着くと、
陸上競技場のトラックのデザインがされた通路がお出迎え。
まあ分かりやすいと言えば分かりやすい案内。
入ってすぐのとこにあるのがLCC各社の航空券の発券カウンター。
ここで多くの人がLCCの壁をぶつかるのです。私も同様に。
発券するついでに手荷物の重量チェックが行われるのです。
機内に持ち込めるのは7kgまで。それ以上は受託荷物となり3000円以上払わないといけないのです。
はじめてのJetstarで私はギリギリ引っかかってしまいました。
なんとしてでもお金を払いたくない私は、「厚着作戦」に出たのです。アウターを重ねることで、手荷物を減らすことができ無事にお金を払わずにくぐり抜けることができたのです。
そんなことしているうちにあっという間に搭乗時間。
機内は、正直狭かったです。もちろん、前についているはずの机もありませんでした。これがLCCなんだなと感じた瞬間でした。できるだけ客席を確保するためのつくりかもしれません。
そして、滑走路は混雑。結局、宮崎の到着時間が20分遅れ。LCCだからなんでしょうか。
しかし、確かに私は5000円で東京から宮崎に移動できたのです。
遅延したり狭かったりしましたが確実に大手より安い。
当時の私はそれだけで満足でした。九州に行ければよかったのですから。
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私はこの旅以降、何度もJetstarにお世話になりました。
もちろん、東京駅の格安高速バスも同様。
あの頃の、私みたいな毎日金欠だった大学生にはそれがちょうど良かったのです。
本州しかまともに知らなかった大学一年生の私にとって、「機内の苦痛」なんて「旅先で楽しみという期待」に比べるとはるかにちっぽけな感情です。
Jetstarはそんな大学生の味方なんです。
だから潰れて欲しくない。
まだまだ、私の知らないところに連れてってほしい。
踏ん張ってくれ、Jetstar。
頑張れ、Jetstar。
コロナが収まったら、久々にJetstarで貧乏旅行を楽しみたいです。