金欠だった頃の話
「アルバイトはお小遣い稼ぎにすぎない」と大学1年生の私。
「来月もう少しお金入らないと旅行行けないんだよな~」
「今月のクレカの支払い間に合わない。今すぐお金がほしい!」
なんてことありません??
私の大学生活はこんなことだらけでした。特にサークル関係の出費が無駄に大きい。でもサークルを楽しみたい。他にも旅行とかしたい。
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こんなときに私が出会ったのは、派遣アルバイト(以降「派遣」と略)。
派遣会社に登録して、自分の都合のいい日時に合った職場を紹介してもらいます。
仕事は、イベントスタッフ、工場での軽作業、引っ越し業者、ティッシュ配り、データ入力など、いわゆる「未経験者OK、誰でもできる仕事」。
そしてこのバイトの最大のメリット、「給料がすぐ入る」。
学生の味方すぎる。
「クレカの支払いに足りない分を派遣で補う」といったことを何度もやってました。
大学がない週末、遊ぶ予定がなければ、
「派遣!派遣!土日丸2日働けば2万入る!!」(派遣なんてだいたい最低賃金)と自分に言い聞かせ、
月末には支払いラッシュ。そしてまた派遣で支払い分労働。
こんなことしてたのでもちろん貯金はありません。なくても平気でした。
「遊ぶ分だけ働く」のサイクルを回していたのです。
気付いたら週2回で入ってたアルバイトをしばらく休み、派遣バイトばかりする生活。派遣バイトだけで10万稼いでた時期もありました。
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しかし実に大きい問題があったのです。
アルバイト自体が虚無。
よく知らない人からただ指示を受ける、言われたことだけをする、周りの人はいつも知らない人、同じことの繰り返し、上がらない時給。
派遣アルバイトって中身がないに等しいと私は感じました。
そして貯まらないお金。
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せっかくアルバイトをするなら楽しい方がよくないですか。
今、金欠だったあの頃に戻れるなら、アルバイト自体を増やすかサークルのよく分からない飲み会に参加することをやめたいですね。
派遣アルバイトで繋ぐ半年より飲食店とかのアルバイトを半年するほうが得るものが確実に多いです。社員、先輩、同期の人間関係の中で気づける自分の性格や癖。効率的に回すための工夫。接客マナーなど。
サークルを引退してから私は、2年ぶりぐらいに飲食のアルバイトをはじめましたが、今のほうが間違いなく充実してると感じてます。もちろん就活のエピソードにもなりやすいというのも。
アルバイトはお金を稼ぐ手段であるだけではなく、選べば「学べること、得ることが大きい活動」なんですね。
オワリ。
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