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「ヘルプマーク」をご存知ですか?
先日、親に処方された薬を取りに、かかりつけの病院近くの薬局に行ってきました。
受付をしてしばらく待っていると、突然中年の男性が興奮気味な感じで入って来られました。
中に入るなり、薬局のスタッフの方々に向けて、何か仕切りに訴えていました。
途切れ途切れに聞こえる声を聞いていると、歩いている途中に何かで指を切ってしまったらしく、止血等の手当てをお願いしているようでした。
男性は大きめのリュックを背負っており、そのリュックの上部に「ヘルプマーク」がぶら下がっていました。
薬局のスタッフの方は、「ヘルプマーク」をご存知なようで、男性の様子と共にそのヘルプマークに視線がいっていました。
(私は仕事柄、どんな対応をするのかなと人間観察をしてしまいます・・・。)
「ヘルプマーク」というのは、ご存知でしょうか?
また、実際に見られたことはありますでしょうか?
「ヘルプマーク」は、東京都が作成したピクトグラムで、援助や配慮を必要としていることを外見からではわからない人々が、周囲に配慮が必要であることを知らせることで援助を受けやすくするマークで、全国の自治体にも広がっています。
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私自身、なかなか実際の生活の中で付けていらっしゃる方々と出会うことが少ないため、その男性が付けているヘルプマークを見て、あっ珍しい、と思ってしまいました。
ヘルプマークがあれば、支援が必要な方であることが瞬時にわかり、その上での対応がスムーズにいきます。実際今回の男性の場合は、止血とカットバンでの処置までスムーズな対応がなされていました。
「ヘルプマーク」は実際に見たことはなくても、社会全体でどくらい認知されているのでしょうか。
ヘルプマークを付けているということは、ややもすると、「私が支援が必要な人間です」というのを常時周囲に伝えているような感じになってしまいます。
ヘルプマークを付けないことで、肝心なときに周囲に助けてもらえない、またはスムーズな助けにつながらないのでは意味がなくなってしまいます。
支援を必要とする方々と支援ができる周囲の人々があって成せるわけですから、まずは社会全体が知っている状態であることが大切になるのではないでしょうか。
日常生活を見れば、少なからず誰しも助け合って生きているわけですから、人それぞれ見えないけれどもすでにヘルプマークを持っていると言えるかもしれません。
私も周囲に助けてもらう度合いが強くなれば、「ヘルプマーク」を付ける日が来るかもしれません。
そのためにも、まずは、このBlogで「ヘルプマーク」を知っていただけたら幸いです。
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