私のn回目の失恋に寄せて
服を脱ぎ捨てるときのように、雑に、けれど確実に元恋人への気持ちから離れようとしている。
元恋人の人となりや交際期間、破局の経緯などは特に記載するつもりはない。この文章の趣旨とは関係がないと思うから。ひとつ言うなら、彼は優しいけれど不誠実な人だった。
訣別を決めてから早くも半月が経とうとしている。もう半月か、と驚くばかりだ。体感的にはまだ8月3日くらいの心持ちなのに。心にぽっかり空いた穴は塞がりそうにない。
心の弱い私は、朝おはようのLINEが来ないだけで、なんとも悲しくな