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外国語を教えるための独自コンテンツを持つ ~教えるための三種の神器の作り方

これから外国語を教えたいと思っている人たちへ。
学歴、実績、人脈ゼロながら、先生を目指す人たちへ。

習う側から教える側に立ちたい、その心意気やよし。
ただ現実は厳しく、教えたい人の供給過多な状態です。

そんな中へ、徒手空拳で挑みますか?

独自コンテンツで武装すれば、心強いはずです。
作っている人は、そんなに多くはないでしょうから。
表題にある三種の神器とは、私が名付けたものです。

・よくある質問集
・対象言語の概要説明
・脱初心者までの道のり

自分はこういう先生ですと、形にして示したものです。
誰かの受け売りではなく、自分で作ることに意味があります。
やってみるとわかりますが、相応の時間がかかり、大変です。

作成のための考え方について、これからお話します。
なおこれは、生徒の募集法ではない旨お断りしておきます。


なぜ、三種の神器を自ら作成することをお勧めするのか?

・自らの教える体系をまとめるため
・受講を迷っている生徒の背中を押すため

あえてもう一つ言えば、自らの学習履歴の棚卸しのためです。

先生業って、ある意味形のないものを売っています。
生徒からすれば、どの程度の力量があるのか分かりません。
実力が未知数な新参者を、相手にしてくれるでしょうか?

教えたい言語(対象言語)の知識は、あって当たり前です。
しかしよく言われるように、知ることと教えることは別です。

あなたよりも力のある先生など、いくらでもいます。
先達は、レッスンの構成力、教えの経験値、すべてが格上です。
自称先生が徒手空拳で割って入るのは、容易ではありません。
もたついている間に、力のある後進が追い抜いていきます。
ドラマの主題歌ではないが、泣くのが嫌ならさあ歩け。

では、まったく参入できないのか?そうとは言い切れません。
この分野は個人の力がものを言い、下剋上は大いにアリです。
独自色で、生徒を惹きつけることができればいいのです。
そのために、自らの武器を作成することから始めませんか。
これから3つのコンテンツについて説明していきます。

三種の神器其の壱『よくある質問集』について


教えようとする言語(対象言語)はどんなものか。
言語の特徴や全体像を、ざっと説明するためのものです。

大人の学習では、やみくもに始めるなんてことはしません。
概要をつかみ、習得のための戦略を練ってから始めます。
その道筋を示すための資料を作ることには、意義があります。

どんなふうに話すのか、どんな文字を使うのか。
文章のつくりは、どんなルールに則っているのか。
公用語とする国の数と、話者の数がどのくらいなのか。

調べれば分かる一次データは、可能な限り収集しておきます。
そこに習得過程での気付きを盛り込めば、独自色が出ます。
ネイティブの方から聞いた話を反映させれば、より効果的です。

これは初学者のオリエンテーション資料にもなりえます。

三種の神器その弐『対象言語の概要説明』について

教えようとする言語(対象言語)はどんなものか。
言語の特徴や全体像を、ざっと説明するためのものです。

大人の学習では、やみくもに始めるなんてことはしません。
概要をつかみ、習得のための戦略を練ってから始めます。
その道筋を示すための資料を作ることには、意義があります。

どんなふうに話すのか、どんな文字を使うのか。
文章のつくりは、どんなルールに則っているのか。
公用語とする国の数と、話者の数がどのくらいなのか。

調べれば分かる一次データは、可能な限り収集しておきます。
そこに習得過程での気付きを盛り込めば、独自色が出ます。
ネイティブの方から聞いた話を反映させれば、より効果的です。

これは初学者のオリエンテーション資料にもなりえます。


三種の神器其の参『脱初心者までの道のり』について

対象言語を一通り身に着けるために、何をすればいいのか。
習得の際の難関がどこにあるのか、一覧表にしたものです。

私が教えるスペイン語は、最初は簡単で次第に難しくなります。
動詞の活用や人称代名詞の使い方に、大いに悩まされます。
逆にベトナム語の場合、いきなり難関がやってきます。
声調が難しく、私を含め初期段階で自信喪失する人が多いです。

言語によって、難関となる箇所は異なります。
実際に学習を形にしたあなただからこそ、助言ができます。
ここを乗り越えたら一歩前進できると、励ます効果があります。

作成にあたり、文法書などの目次を参考にしてもいいです。
ただし、自分の意見が反映されていることが大前提です。
私の場合、難易度を★の数で表現しています。

まとめ

3つのコンテンツ作成についてお話しました。
後ろ盾を持たないが、先生を目指す人たちへの助言です。

もちろん、コンテンツを持っていなくても先生にはなれます。
しかし自ら作ることで、大きな自信につながるでしょう。
他の先生達との違いを出すことができます。

作成するのは大変で、最初はうまくいかないかもしれません。
教えるための思考ができていなければ、進まないからです。
繰り返しますが、知ることと教えることは別です。
対象言語の知識があるだけでは、先生にはなれないのだから。

自らの学習履歴を、一度棚卸する必要性にも気付くはずです。
現時点で足りないものが何か、知ることができます。
その話はまた機会をあらためてお話します。

お読みいただきありがとうございます。

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