力を持った知識のペセル「ミーム」

どうも皆さん、今回は意識を持った情報体ミームについてお話したいと思います。

毎度毎度のリマインドですが、ぼくの記事の内容はすべてぼく個人の勝手な妄想による解釈でしかなく、どこかの誰かや組織や教会に反する意見というわけでもなければ、絶対普遍の真理というものでもない、ということを理解した上で、読んでいただくことを推奨します。

皆さんはミームという言葉をご存知でしょうか。ぼくはよく知りません。じゃあ使うなよ。

ミーム(meme)とは、内に保存され、他の脳へ複製可能な情報であり、例えば習慣や技能、物語といった社会的、文化的な情報である。『日本大百科全書』における人工知能研究者の中島秀之の説明によると、ミームは文化的自己複製子であり、ミームは比喩(ひゆ)ではなく遺伝子と同じく実体である。『利己的な遺伝子』によれば、ミームは脳神経回路の型である。ミームが脳の外へ複製された具体例としては衣服、壺、アーチ、宗教的行動、科学者の講演、論文などが挙げられている。

出典:wikipedia「ミーム」

という風にwikipediaに書かれており、情報を乗せた意思を持ったナニモノかが、脳内でうねうね動いて人の思想に定着し、挙句の果てには情報媒体や会話を通して、うねうねと人間の脳味噌の中に侵入して増殖するという、世にも奇妙な存在だそうです。

まあまだまだ未開発な疑似科学で、はっきりと証明されたものではないらしいのですが。

なんだかよくわからん説明になってしまったので超端折って説明すると、ミームとは、「共通の認識を脳内に植え付けるモノ」と言ったところでしょうか。しかもなんか実体を持ってるとか書いてますね、超小型モンスターか何かでしょうか。・・・端折ってもわかりにくい存在っすねぇ。

何故このミームを今回の記事の題材にしようかと思ったかというと、前回記事「偶像を崇拝してはならない」で書いた、知識というペセルが実体を持って精神を食い破る魔物に変化する、その正体がミームではないかと感じたからです。

情報媒体から情報を得て脳にインプットして知識にする。それで済めば良いものを、なんとこの脳内の知識がミームという謎の存在に変化し、精神、神経を司るようなところにまで移動して定着し、挙句の果てにそれが人間の創り出した建造物や美術品、新聞記事や論文、様々な情報媒体にまで寄生し、多くの人々の精神に寄生すると言うのです。

まあもちろん寄生虫や病原菌のような存在ではなく、あくまで実体を持つ情報体なので、発生は人間の脳内で解釈することによるものなのでしょうが、しかし情報が生きていると考えても腑に落ちてしまいますね。

寄生虫や菌の中にはRNAを書き換えて、DNAにまで転写する存在がいるらしいですが、ミームはまさに情報の寄生虫と考えて差し支えない気がします。なんだか恐ろしい存在ですね。

これが無意識的に行われるならもはや、感情も解釈も、どこに文句を付ければ良いのやらわかりません。

つまり我々はこのミームを意識的に支配する必要があるのかもしれません。このミームさえ支配することができれば、精神をいかようにも支配することができる可能性が出てくる。即ち今は「力のミーム」が圧倒的パワーを持っていますが、「愛のミーム」を生み出し、解き放つことによって世界は愛と平和に満たされるのではないか、ということです。

方法は簡単ですね、今やインターネットの時代です。力より愛の方が大事なのだということを情報媒体に乗っけて発信しましょう。掲示板、SNS、ブログ、配信、何でもいいからとにかく皆で愛を叫ぶのです。

愛を表現したイラストとか芸術品でも良いかもしれませんね。

1人では弱くても、10人が愛のミームを発信すれば、やがて100人の脳内に愛のミームが生まれ、100人が愛のミームを発信すれば、一万人の脳に愛のミームが生まれ・・・・・・最終的には全人類に愛のミームが行きわたるのではないでしょうか。これは理想論、いや夢想論かもしれないですが。

もしかしたら力のミームの正体がルシファー(サタン)で、愛のミームの正体がなのかもしれないとか思ってしまいますけど、この話をするとちょっとスピリチュアル系になってしまうのでやめておきます。

とにかく何となくですけど、このミームによって情報が精神に影響を及ぼし、人の行動を支配してしまうということがわかりました。・・・・・・いやまあ、わかりましたっつーか完全に筆者の妄想ですけどね、これは。ミームの研究が進んで、ぼくのこの仮説が証明されることを待つのみです。

で、まぁ、もしこのミームの定義と挙動が正しいものであったなら、我々はミームを支配しなくてはならないでしょう。そして気を付けるべきは、情報の伝達には常に「力のミーム」という悪魔が潜んでいるということです。

ということで、ミームとペセルの関係性についてでした。

それでは皆さん、おやすみのあいだ、悪魔(ミーム)に肉体を乗っ取られぬようお気をつけて・・・


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