思春期はサナギ
河合隼雄さんの「河合隼雄のカウンセリング教室」に
思春期はサナギ
外から守る固い殻のなかで大変革を起こす時期
殻のなかでのこもりが激しくでると不登校・ひきこもり
殻の外へ変革があふれでるのが非行
とありました。
なるほどな~うまいこと表現しているなあと思いました。
さらに昔は若衆宿などはサナギを入れておく場所であったと・・・
今はサナギの時期に高校受験・大学受験とおちおち殻に入って変革していられないと・・
殻に入っているさなぎをゆすったり、無理に外に出そうとすると成虫になれないといいます。
この時期にできることは「うまく殻からでてきて、大人になるまでちゃんとそばにいますから安心してくださいね」と言うこと。
「私はあなたのこと悪いとも変な人とも思っていません。ここを通過すればちゃんと大人になるってこと知っていますよ~」という姿勢でそばにそっといること。
そんなかかわりを親として、子どもの関わる小児科医としてしていきたいと強く感じたのです。