あなたはやればできるのに・・
小5の次男は自分がやりたいことは夢中になるけれど、気が向かないことはやりません。宿題などをやらせようとすると「疲れた~。休憩」と集中しないのです。
そんな次男の宿題を見ていた夫は
「おまえはやればできるんだから、やりなさい!努力だよ」
これって私が小さいときによく言われていたセリフでもあります。
これって言っているほうは励ましだったり、期待だったりがあるのだけれど、言われているほうは「あ~今の自分はできないダメな子なのね」と自己否定に変換されるのでした。
「どうせできないんだからや~らない」
もともと勉強に興味のなかった私は最低限怒られない範囲で適当にすますをやっていました。
そんな私の転機は高校受験のために入った塾でした。
そこで講師の先生が私に言ったセリフ「君は優秀だよ」
テストの点数もよくなかった私になんの根拠があったのか?
一つ上のいとこが大変優秀でそこの塾にいた。血縁があるから優秀なはずと思った? 先生に確認したことなかったのでわかりません・・・。
「君は優秀だよ」は現在形
「やればできるのに・・・」は未来形
自分受け入れてもらった感覚がありました。
そっか私はできるんだ!!
そこから試しに勉強を試しにしてみたら、成績があがって、勉強そのものも楽しくなって、先生の言っていたことは現実になりました。
私だって次男はやればできるのにな~と残念な思いはあります。
でもそれは単なる大人の一方的な期待。
伝えたところでやる気はおきるはずはありません。
今はやりたいと思えていないのでやらない彼の気持ちがわかるし、「やりたくない!!」と表現できる彼もすごいな~と思うのでした。
私ができることは
いつもより機嫌が悪ければ、「お友達となんかあったの~?」とさりげなく聞いてみたり。
「疲れた~」と言われれば「疲れてるんだね~」と返す。
そんなやり取りをしているうちに「よ~し、やろっかな」と自分でやる気をだして宿題に手を付けたりするのでした。
なかなか根気がいりますが、私はこんな関わりをしてもらいたかったのだな~。
私は自分がやってもらいたかったことを次男にできてるな~と思うのでした。
こうやって幼いころの自分を癒している側面もあるな~と感じたりしています。