31歳になった
半年ほど前、31歳になった。30歳になった時は、得も言われぬ感慨があったが、31歳の誕生日は特になんの感慨も無かった。
ただ誕生日から約半年が過ぎ、最近思うことがある。それは「自分の物心が付いた当時の、親の年齢に近づいてきたな」ということである。
男性の寿命も80歳を超え、健康寿命も70歳を超える時代、その長い人生から見れば31歳なんてもちろんまだまだ道半ばだ。しかし幼少期に見ていた親の年齢の近づいてきたという事実からは、そんな「人生の長さ」とは無関係にどうしてもどこか「一周したな」という感じがしてしまう。
その感じから、何か焦りのようなものが生まれたとか、改めて過去を振り返ってみたとか、そういったことは特に無い。ただこの感じがこれからも暫くつきまとうものなのか、それとも今だけの一過性のものなのか、それは少し気になる。