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手のひらの過剰なシワは、乾燥肌の体質を予想する?

今回は、手のひらのしわでアトピー性皮膚炎になりやすい遺伝子異常を見つけることができるかもしれないと話をさせていただきたいと思います。
医学用語で言うと、palmar hyperlinearity(パルマーハイパーリニアリティ)と言い、ざっくり言うと手のシワが深いということです。

この記事は、Voicy『小児アレルギー専門医のほむラジオ
の文字起こしです。
音声メディアの文字起こしマガジン』に収録しています。

その手のひらのシワでも、とくにそのシワが刻まれやすい部分が拇指球という親指の付け根のところの膨らんでいる部分です。


そして拇指球のその部分のしわが深く刻まれているひとは、『フィラグリン遺伝子』っていう皮膚の角層と言う皮膚の一番表面の部分を作るタンパク質を作るための遺伝子に異常があると考えられています。


シワが深く刻まれていた拇指球は、乾燥肌の目安になる


もちろんpalmar hyperlinearityというその拇指球にシワが深く刻まれていたら、全員そのフィラグリン遺伝子異常があるというわけではないですし、フィラグリン遺伝子異常があったら全員がとてもひどい乾燥肌になるという話をしているわけではありません。

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