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伝染性軟属腫(水いぼ)、今後どのような治療が出てくる?|Voicyプレミアム放送文字起こし|2024年8月26日

こんにちは、ほむほむです。
このチャンネルでは、子どもやアレルギーの健康情報を、5分程度でざっくりと解説しています。それでは早速始めてまいりましょう。

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今回は伝染性軟属腫、いわゆる水いぼと言われている子どもに多い皮膚の病気、特に夏場に多い皮膚の病気に関してお話をさせていただきたいと思います。
そもそも水いぼ、伝染性軟属腫に関しては見た目の問題もあって、また学校や保育園などで人にうつるかどうかという問題もあったりして問題になってくることもあります。
治療をするべきかどうかに関して、外来でも相談されることが多い状況です。

ただ現在のところ、これがいいという治療がなかなかなくて、一般的には摘除(てきじょ)、つまみ取るという方法が一般的に行われています。
そして今回この話の最後では海外で使われるようになってきている2種類の外用薬に関してもご紹介させていただきたいと思っています。
それらが日本でも今後使えるようになってくる可能性があります。そういった話も含めて話を進めていきたいと思います。

自然経過と治療の選択

伝染性軟属腫、水いぼに関しては、そのまま経過を見ましょうという話をすることも多い疾患です。というのは、自然に良くなってくることが多い病気でもあるので、痛い思いをして取らなくてもいいんじゃないかという考え方もあるのです
実際、米国のテキサス州の保険請求データにした大規模なデータが、2019年と2022年に発表されていて、約9割の方が経過観察という方法で治療、つまり何も治療をしないで様子を見るという方法が取られていました。

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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊