非典型的な手足口病には、どのような症状がある?|2024年6月30日
■ ブログで公開した内容の深掘りです。
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非典型的な症状となる、コクサッキーA6型の手足口病が流行中です。
■ 手足口病 (HFMD) は、子供に多い感染症です。
■ コロナ禍では、流行が抑制されていましたが、今年は大きな流行をみせています。
■ 例えば、東京における定点医療機関当たり患者報告数は、おおきく高まっています。
■ 手足口病 はピコルナウイルス科に属するRNAウイルスであるエンテロウイルス (EVs) によって引き起こされます。
■ エンテロウイルスは、そもそも 多くのウイルスを含むおおきなグループで、風邪や胃腸炎、手足口病などの原因となります。
■ すなわち、手足口病はさまざまなウイルスが原因となっており、今まで、コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型が主となっていましたが、2008年にコクサッキーウイルスA6 (CVA6) が主なウイルスの型になってきています。
■ そして、いままでの手足口病と異なる皮膚症状が報告されるようになりました。
■ すなわち手足口病は、手、足、口に水疱ができることで知られていますが、コクサッキーウイルスA6による手足口病は、手のひらや足の裏以外にも発疹が出たり、形が様々であるため、他の病気と間違えられることがあります。
■ コクサッキーウイルスA6による手足口病は、通常は軽症または無症状であるため、あまり注目されていませんでした。
■ しかし、今シーズンもコクサッキーウイルスA6が流行の中心となっており、非典型的な手足口病(CA6による物が多い)を意識して診療する必要性があります。
■ そして、非典型的な手足口病のシステマティックレビューがありましたので共有いたします。
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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊