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第67回 ほむスペ文字起こし:子どもの鼻出血
ほむスペ(Twitterのスペース)を定期的におこなっています。
その文字起こしです。出典の明示などをしておらず、
広く公開する記事に比較し
より個人的な見解を含む場合があります。
そのため、限定公開としています。
誤字・脱字はご了承くださいませ。
今救急外来中です。
10分ぐらいで多分終わると思いますが、途中で呼ばれたらごめんなさい。
さて今回は、『鼻出血』に関してお話をさせていただきたいと思います。
とはいえ、鼻出血に関してといっても子どものと限定させていただきたいことと、あとあくまで僕は一般小児科医としての話になります。
鼻出血に関しては、たとえば鼻ほじりとかそういった物理的な刺激で鼻の前側の方で出血してなかなか止まらなかったりとかでびっくりされて救急外来に受診されることがあります。
そして普段の外来でも、アレルギー性鼻炎のお子さん、私はアレルギー専門ですので患者さんにも比較的多いのですが、は、鼻ほじりやいじってしまう場合も多く、鼻出血をする方も多いんですね。
ですので、普段から鼻出血のご質問や相談を受けることが比較的多いこともあり、こんな感じの話を始めています。
鼻出血をしやすい箇所
さて、鼻の前の方で出血することが多いですよってお話をしたんですけど、鼻出血をしやすい場所っていうのがあります。
キーゼルバッハ部位という名前がついています。
キーゼルバッハ部位は、元々はドイツの耳鼻科医の先生の名前が由来になっています。
鼻って、真ん中のところに仕切りがありますよね。
その仕切りの部分のことを鼻中隔っていいます。
鼻中隔の前側の方に出血がしやすい箇所があり、キーゼルバッハ部位という名前がついているんですね。そして子どもの場合は、キーゼルバッハ部位よりさらに少し前側の皮膚と粘膜の境目付近の血管からも出血することがあります。
耳鼻科の先生も入ってくださったみたいでありがとうございます。
あくまで一般小児科医としてお話をしているのですが、もし後で、ちょっと変だなとかあれば後でツイッターの方にコメントいただければ幸いに存じます。
局所的に出血しやすいのではなく、全身的な問題で出血をしやすい場合が稀にある
さて、キーゼルバッハ部位、その少し前の方の、皮膚と粘膜の境目部分ぐらいから、出血する人も多いですよっていう話のところまでしました。
今までの話は、どちらかというと局所的部分での出血、つまりその場所だけの出血しやすさの話をさせていただきました。
実際のところはほとんどがそれで、全身的な病気に伴っての鼻出血はそんなに多くはないんですよね。
ただし、稀に、そういった方も見受けるということになります。
後で少しお話をさせていただこうと思うんですけれど、そのキーゼルバッハ部位をしっかりと15分以上おさえても出血が止まらない場合であるとか、顔色が悪い場合とか、特にぶつけてもないのに出血してるような部分がたくさんあるとか、口の中の粘膜の出血があるとかある場合があります。
そういったときには、全身的な病気として出血がしやすくなってないかっていうのを確認していくということになります。
そして、精査が必要という場合があったり、もしくは耳鼻科先生にもご相談させていただいたりとかしていくわけですけれども、現実問題としてはそれほど多くはないということになります。
鼻出血を止める方法とは?
先ほど、15分ほどおさえてって話をしたんですけど、基本的に圧迫して、止血を待つことになります。
そのおさえている間に例えば上の方向いてる方も多いんですね。
鼻血が前の方に垂れてきて落ちてしまうので上の方向いちゃう方も、いらっしゃるんです。でもそうすると、喉の方に血がどんどん流れ込んでいってしまうことがあるんですね。
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