アトピー性皮膚炎の重症度と皮膚バリア機能障害は、食物感作を予測する:横断研究|2023年11月5日
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アトピー性皮膚炎の重症度が食物アレルギーや気管支喘息のリスクを高める?
■ アトピー性皮膚炎のお子さんが病院を受診された初診時に、皮膚の状態を見て、この子はかなりの感作状態にあると予測しながら検査をすすめることがあります。
■ アトピー性皮膚炎の重症度が高いほど、その後の食物アレルギーの発症率が高くなるというメタアナリシスがあります。乳児期のアトピー性皮膚炎は、後の食物アレルギーの発症リスクを6倍程度に上げるという結果です。
■ 2023年のメタアナリシスでも同様の傾向なので、この点に関しては確かと言えそうです。
Christensen MO, Barakji YA, Loft N, Khatib CM, Egeberg A, Thomsen SF, et al. Prevalence of and association between atopic dermatitis and food sensitivity, food allergy and challenge-proven food allergy: A systematic review and meta-analysis. Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology 2023; 37:984-1003.
■ さらに、バリア機能が低下していると、食物アレルギーや気管支喘息などの発症リスクが上がるとの報告も複数存在します。
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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊