When I wish upon a…
星に願いをかけたのは、うんと子どもの頃の事でした。
歳を重ねるに連れて、何かを何かに祈る事が無くなっていきました。
私にはサンタクロースも来た事がないし。
物語のような奇跡は起きないし。
やがて夢すら見なくなり、押し寄せる現実の艱難辛苦に
今日を明日へ命を繋ぐだけで精一杯。
死んで仕舞えば楽になれるかもしれないと思うことも度々。
誰かには起きているかもしれない奇跡は、私には起きるはずがない。
そう思っている心の端っこで、でもきっといつかは誰かに気づいてもらえるかもしれない。
なんて虫の良いことも考えていたりして。
これだけの良い事をしたのだから、いつかその見返りが人生のどこかで起きるかもしれない。みたいな都合の良い思考を棄てられずに上滑りに生きてきた時間が長すぎました。
過去の自分にいまさら乍ら言ってやりたいです。
努力も無しに夢は掴めないけれど、努力だけでも夢は掴めない。
願わなければ夢は叶わないけれど願うだけでは叶えられない。
自分が生まれて生きているこの時代と環境の中で、自分に何が出来るのかを冷静に考えつつ、自分自身を俯瞰で見下ろすくらいな客観性がないと、自分の周囲に転がってる幸運の種すら見つけられない。
好きな事が得意なこととは限らない。
得意な事が好きなこととは限らない。
自分自身をもう1人の自分が見ているみたいな視点を得るには、星よみもひとつの方法として有用ではあるなと思い始めています。
それは統計学でもなく、天文学でもなく、心理学でもなく
哲学のような、あるいは分析学のような
私自身に身近な表現をするなら
トウリーディングとはまた違った、ひとつの手法のような
ホロスコープの中に何かが見えそうな気がして、自分のウニヒピリの声を聞き続けています。