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SI業界・SIerとは?
Web制作会社のプロデューサー・ディレクターを行っていた関係から、IT業界の中でも比較される、SIerについて調べてみました。
SI業界とは?
エンタープライズ向け(大手企業)のシステム会社・運用保守系会社が存在する。
SIer(システムインテグレーター)とは?
顧客からの要望に応えるシステムを開発し、導入から運用までを行う会社。
エンタープライズシステムとは?
エンタープライズシステムの例としてはERP(企業資源計画)、POS(販売時点情報管理)、金融システム、行政システムなどが挙げられる。
また、企業や国・自治体などのための比較的規模の大きなシステムを開発し納品している。
エンタープライズシステムはビジネスとして美味しい。
Enterprise・SMB・SOHO
大企業・中小企業・零細企業を指す言葉の種類です。
・Enterprise
比較的規模の大きな法人・機関
・SMB
中小企業など比較的小規模の組織
・SOHO
零細企業や個人事業主等
エンタープライズシステム受注のポイント
記事の内容はITサービスとSaaSの比較の記事ですが、比較の中でポイントがありました。アカウント営業の場合、1年以上の受注活動になり、労力がかかります。
受注サイクルが1年を超えてきたり、導入にあたっての条件の一つに「他社事例」が含まれたりするエンタープライズ。
エンタープライズはそれだけ(プロダクト単体)で購入を決定することはほとんどないという実態があります。
ほぼ例外なく、導入支援(いわゆるインプリ)やアフターサポート、運用代行、既存システムとのインテグレーションやカスタマイズ等、広範に渡る役務の提供を求められます。
SIerの必要性は?
以下のような記事があります。冒頭はSIerのビジネスは崩壊するという記事が多い?という内容からのデータです。
企業の23.4%が「SIerがいないと(業務が)回らない」、
39.2%が「SIerがいないと今後のIT関連の計画が立てられない」と回答し、
6割超(62.6%)の企業がSIerの存在は包括的な意味で「絶対必要」と考えていることが分かりました。
多くの企業にとって、SIerは部分的な業務や個別フェーズなどの支援にとどまらず、ITに関する包括的な支援を提供してくれる“頼れる”パートナーになっているようです。
SIerに向いている人の特徴
SIerに向いている人の特徴1:大規模システムの構築に興味がある
SIerに向いている人の特徴2:顧客の課題をITで解決したい
SIerに向いている人の特徴3:他の会社と連携しながら働きたい
SIerに向いている人の特徴4:プロジェクトを動かす自信がある
SIerに向いている人の特徴5:大企業や官公庁を相手に働きたい
感想
SIerとweb系の違いとは?
参考:sierとweb系の違いとは?Web系エンジニア VS. SIerエンジニア 仁義なき戦い
私は、Web制作会社の受託系の会社だった為、よく記事に上がるようなサービス会社ではありませんでした。
SIが上、Webが上というのは、見かたの違いだと思いますが、一般的な必要なスキル・将来性・安定性(給料含む)等は参考になりました。
また、調べていく中でもエンタープライズ向けでも、よく聞くSaaS系サービスのエンタープライズ向けがあり、SI・Web・SaaS等変化が面白いと感じました。エンドユーザーの心地よさ・課題解決を目指しながら、技術を開発・習得してクライアントに提案する。IT業界はやはりおもしろい。