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「片付け」考

先日、ふと思い立って、とある棚の整理をしてたんですね。

やりながら、そういや最近は、物を処分することにあまり躊躇しなくなったなと気づきまして。
自分なりの好き/嫌い、必要/不要がはっきりしてきたのだと思います…
「これ『で』いい」が、「これ『が』いい」になってきました。

整理整頓、って言いますが、私はこの「整理」…いるものと要らないものを分けるのが、とにかく苦手でした。
自分のことは「片付けが下手くそ」と思っていたし、今目の前にあるものは、「軽々しく捨ててはいけない」と思っていました。

けど、このへんの思考、全て思い込みでした。
だいたい子供の頃に親から言われたこと。
そんなね、オカンの基準で上手い下手を決められてもね。あと「ものを大事にしなさい」は間違うと呪いになるよ。何もかも大事にしなきゃいけないのかって思うから。
それより大切なのは、何をもって「大切」とするか、その定義を持つことだと思うさ。

人にもらったものや、「これでいいや」で置くものって、自分の意志100%じゃないので、どこかしらぎこちなさを感じるのです。
そのぎこちなさに気づき、解消しようと思うようになったのは、カウンセリングを経て、「自分を大切にする」ことを意識しているからだと思っています。

あと今回新鮮だったのは、「これはここにあるべきものか?」という、「整頓」にまで踏み込めたこと。
そうね、この本棚じゃなくていいものがわんさか入ってたね……ついでに納戸の整理までできてしまった(笑)

完璧でなくていいし、自分の基準で判断していいし、それは時が経って変わっても変わらなくてもいい。

こう思えるようになって、ずいぶん楽になりました。

あと、モノに思い出が付随しているがために捨てることを躊躇うことも多かったけど(子供の小さい頃の服なんかね)、
「モノが消えても思い出までは消えない、私の頑張りも消えることはない」
と考えたらスッキリしました。

……まあ時々、うっかり今必要なものまで処分してしまったりしますけどね!!運動会の立ち位置のプリント、終わってから出てきたし!!(゚∀゚)

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