夏の肌断食事情まとめ〜敏感乾燥肌だと思ってたケドっ、私って脂性肌だったノォ!? …コクッ〜

 2023年の夏が終わろうとしている。(というかこの記事の下書きをダラダラ書いている間に終わった。)備忘録まで、この夏の私のスキンケア事情をさっくりまとめておきたいと思う。

 まず、夏のスキンケアの代名詞・日焼け止めについて。基本は使用せず、海や動物園に行く時など、炎天下で一日中外にいる予定が分かっている日だけは、デメリットよりメリットが上回ると判断し使用。日頃はつばの広い帽子や日傘でカバーした。が、動き回るようになった子供と一緒だと、日傘を放り投げて子を追いかけねばならないシーンは多かったので、完璧な日焼け対策とは到底言えなかったと思う。結果どのくらい焼けたかというと、全然!元々パッと目を引くような色白でもないので、自分では全く気にならない程度である。「焼けた?」といった指摘も一度も受けなかったので、人から見ても大して変わらなかったのだろう。

 日焼け止めはあまり使用しなかった一方で、洗顔アイテムは結構多様に取り入れた夏だった。あれ?そう思うと、もはや肌断食とは言えない…かも。笑 ただ、スキンケアアイテムを使いはするが、その根底にあるのは肌断食の考え方であることには間違いない。これまでの悪徳宗教に縋るような妄信的スキンケアではなく、ちゃんとケア商品の効果を実感して、目的別に使えるまでに肌機能が回復しているというのは素晴らしいことだ。それに、スキンケアは日々のルーティンではなく、日光を浴びすぎた、このままではニキビになるなど、何か異常事態が起きた時だけの対症療法と心得ている。以前とは、スキンケアに対する心構えが全然違う。

 さて、夏の私にしぶとく残っていた肌悩みは、毛穴、赤み、ベタつきだった。肌断食によってサラサラ肌に生まれ変わっていたのに、この夏なぜか皮脂の生成が再燃していたのだ。
 この件については、私の勝手な予想だが、こういうことなんじゃないかと思う。

肌断食前…常にニキビがあり、顔全体に赤みがあり、人目見て分かる不健康な肌。スキンケア商品もメイク用品も塗りたくっていたので、それら不要な塗布物から自身を守るために、最後の力を振り絞って大量の皮脂を出していた

肌断食…スキンケア用品による肌への異物攻撃が止まったので、防衛用の皮脂を出す必要がなくなった。皮脂分泌がパタっと止まって極度のサラサラ肌になったのは、正常な生理現象としての皮脂分泌をする元気すら肌に無かったからなのでは。。

肌断食を続けたおかげで、正常な肌機能が回復し、生理現象としての皮脂分泌が始まった。

 ということは。今の正常な機能を取り戻した肌=本来の肌だと思えば、実は私は脂性肌なのでは!?と思い至ったのだ。
 そう思って振り返ってみれば、確かに同年代の他の人と比べて、目尻など皺が気になることはほとんどなかった。一般的に、脂性肌はシワが目立ちにくいというではないか。毛穴については、皮脂の分泌が盛んだと毛穴が広がる/酸化皮脂が炎症することによってすり鉢状に広がってしまうなど、皮脂との密接な関係は有名だ。毛穴だけでなく、赤みについても、酸化した皮脂の影響で肌が炎症している証拠なのでは?と思えば納得である。実際、泡洗顔すると驚くほど顔色が良くなった。

 この気付きは、最初ちょっとしたショックだった。なぜなら、私はかれこれ10年以上、ずっと自分のことを“超乾燥性敏感肌”だと思っていたのだ。それを合わせて洗顔も洗浄力弱め、保湿&低刺激重視のスキンケアだった。インナードライという言葉も私のスキンケア迷子を加速させた。かの有名な、“皮脂が過剰に分泌されるのは、実は極度の乾燥肌だから”という説である。そのため、オイリー肌にもコックリめの保湿重視スキンケアがおすすめされることが多く、私もまんまとこっくりモイスチャーを信奉していた一人である。
 もしかして、全部裏目に出ていたのでは…と思うとガックリ来るが、まあ死ぬまでに改善に道を辿っているのだ。いいではないか。

 そんな時、タイミングよく「トリセツ」というTV番組で洗顔が特集されているのを観た。皮脂は6時間くらいで酸化し、肌に悪影響を与え始める。水・お湯洗顔では皮脂は落としきれないため、朝も石鹸で洗顔した方が良い。という趣旨だったように思う。

 そこでこの夏は、朝夕共に石鹸洗顔することにしたのだった。(したのだった、というか、時々水洗顔だけにすると、翌日テキメンニキビが登場したので、朝夕泡洗顔の必要性を文字通り肌で感じた。)しっかり泡立てた上で、しっかり指で顔に触れながら皮脂を落とす。肌を引っ張るほどではないが、確実に触れているな、と思える強さはある感じ。しかし、こんな洗い方ができるようになったこと自体、肌断食で皮膚が元気になったからこそと言えるだろう。昔の荒れ放題だった肌でこんなにしっかり洗顔したら、洗顔後さぞヒリヒリしたに違いない…。そもそも、こんなにしっかり顔の肌に触れる勇気もなかった。洗顔後は、基本的に何もつけない。しかし、毎日全く同じコンディションではないから、以下のように、その日その日の肌の様子を見ながらスキンケアの内容を微妙に変えていた。

基本スキンケア

・朝…ミノンの全身泡シャンプーで洗顔(洗面台で洗顔するので、手洗いと併用できる全身シャンプーを置いています)
・夜…純石鹸で洗顔
※洗顔については、洗顔前にベタつきを感じないならお湯のみにする
・保湿…なし

洗顔後、表情を動かした時にピキピキ感を感じる時

保湿…ピキピキ感を感じる部分にだけ、保湿用の化粧水を少量つける。何も考えず全体につけてしまうと、皮脂が出やすいゾーンはベタつきを感じることが多かった。

一日中外で過ごして今日は陽を浴びた時

スキンケア…YunthのビタミンCを塗る。一日中海で遊ぶ予定の日などは、朝日焼け止めを塗る前に塗布することも。
サプリのビタミンCも服用。

ちょっと鼻の角栓が目立ってきたな。放っとくとニキビに進化しそう…という時

洗顔…以下①〜③のいずれかで対応。
①洗顔前に角栓の気になる部分に椿油を馴染ませておく。
②ラロッシュポゼのピーリング洗顔か、雪肌粋の酵素洗顔で洗顔する。
③洗顔後、ラロッシュポゼの角層美容液を塗布。

スペシャルケア

 公式の使い方ではないが、ラロッシュポゼの美容液→YunthのビタミンCの順番で塗布すると、毛穴にテキメンに効いた気がする!この組み合わせは、スペシャルケアとして女友達と遊ぶ前日などに行った。

 上記スキンケアで一夏過ごした結果、この夏は結婚式の参列など特別な日以外は完全にすっぴんで過ごすことができた!!写真を見返しても、肌の赤みが気になることはほとんどなかった。小学生以来の一番綺麗な肌と言って差し支えないだろう。

 ゆくゆくはお湯のみ洗顔+スキンケアなしに収束させて行きたいが、この脂性肌は改善していくものなのか?それとも、私の体質として付き合っていく=適度な洗顔は私には必要なことなのか?それは今後見極めていきたいし、季節によっても、自分のその時々の状態(ストレス、疲れ、妊娠などのホルモン関係)でも変わるに違いない。

 スキンケアにおいて大切なのは、永遠に変わらないことなどないと肝に銘じることだ。必要な時に、必要な処置をする。例えば、これから冬になってきたら、今より皮脂分泌量が減少して、洗顔の頻度を落とすか、洗浄剤の洗浄力を落とす、お湯洗顔に戻す方がいいのでは、とぼんやり予想している。サリチル系の化粧水より、保湿重視の化粧水を使う頻度も増えるかも。逆に、皮脂分泌が減少したところを狙って、ピーリングとビタミン系のスキンケアを強化して一気に毛穴を叩いた方がいいかも…などなど。

 ここまで読んでいただいてお気付きかもしれないが、私はスキンケアにめちゃくちゃ頭を使うようになった。肌の状態を観察し、観察を元に考察し、考察を元に実験し、その実験結果をまた観察し…これも肌断食のおかげで獲得した力だと思う。「ただBAさんに薦められた」「ただ口コミが良かった」スキンケアアイテムを思考停止で塗り続けるのとは、雲泥の差だ。

 …以上、ただのめちゃくちゃパーソナルなスキンケア事情を書き殴っただけになってしまったが、どこかで誰かの参考になれば!

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