乾燥が気になるなら、保湿を足すより洗浄力を落とせ!!
なーんか最近、肌の調子が悪かった。
赤みが目立つし、ラロッシュポゼの美容液を使っても、ザラザラした質感がなくならない。前はソッコーつるんと柔らかお肌になって、あんなに感動したというのに!
つるん肌どころか、洗顔直後に顔中わーっと角栓が出てきて、よっぽど乾燥しているのだろう、顔のひきつり、表情を動かした時のつっぱり感もえげつない。
この秋のスキンケア計画は、私史上最強の過激さだった。というのも、夏に続いて毛穴ケア…ビタミン系、サリチル酸系のケアを続行!皮脂分泌が落ち着くのに合わせて、一気に毛穴を叩きたかったのだ。
しかしこのお肌感じは、さすがにちょっと方針転換した方がいいかも??
人間焦っていると藁をも掴む。化粧水を塗っても全然ヒリつきが治らないので、普段ならまず使わないが、娘に使っている全身保湿ローションをちょいと拝借して塗ってみたり…。(私は乳液の類をひとつも持っていない…)
しかし、ローションでたっぷり保湿したはずなのに、全然症状が改善しない。
うーん。
このパターン、前にもあったぞ??
そう。肌の調子が悪い時は何もするべからず。ここまで来てようやく、私は宇津木式の肌断食に立ち返り、水洗顔(+ワセリン)に戻した。特に小鼻なんかは皮脂が気になって、石鹸を使いたい気持ちになったが、グッと我慢。
そしたら、これが大正解!
顔のヒリつき、赤みは劇的に改善した。洗っている最中はぬるつきが気になったが、いざ顔を拭いてみると、全くベタつきのないサラッとした肌だった。さらに、水洗顔だけに変えた方が、日中の皮脂分泌も抑えられた!!
やっぱり夏とは肌の状態が全然違う。気候に合わせてスキンケアも柔軟に変えていかなければ、と改めて思った。特に今回学んだのは、日々何気なく行なっている洗顔という行為は、実は相当肌負担が大きいということ。“洗う”、“落とす”方面の積極的なスキンケアは、夏だけで充分なのかもしれない。
肌への負担
=①肌を触れる手の強さ
×②肌を触れる頻度
×③洗浄剤(または保湿剤)の刺激の強さ
である。①〜③に注目して、夏と秋のスキンケアの違いをざっくり以下にまとめてみた。
夏 〜積極的に毛穴を滅す!!〜
肌の状態
皮脂分泌が盛んで、ほっておくと黒ずみ毛穴、酸化皮脂による赤み、果てはニキビができてしまう。多少とりすぎても汗と皮脂を積極的に分泌するのですぐ潤いがカバーされる感じ。
スキンケア方法
・朝晩洗浄剤を使い、肌にしっかり触れて洗顔
・体が自前で分泌できないサリチル酸系化粧水、ビタミンCなど、毛穴有効成分を積極的に塗布。塗り方(顔に触れる強さ)についても、気にしなくてもトラブルが出なかった。
↓
秋 〜労りと友愛の気持ちで〜
肌の状態
夏に続いて皮脂が出ているように見えて、実は水で洗い落とせるほどしか出ていない。水洗顔オンリーに切り替えても、ニキビや毛穴の黒ずみは発生しない。逆に、洗いすぎると乾燥によるヒリつき、赤み、キメの乱れなど、悪いことが立て続きに起きる。
スキンケア方法
・とにもかくにも水洗顔、しかも手のひらでお椀を作り、優しく顔に当てていくだけ。(洗い足りない気がして、つい何度もしてしまいがち。回数も注意!)ちなみに、最近は日中にUV効果のあるパウダーだけはたいているが、それでも基本石鹸は使ってない。
・攻めるスキンケアはしない!!ただの保湿をするにしても、肌を押さない!手をそーっと当てるだけ、くらいの強さで。
極論を言えば、洗顔・保湿を全てやめて肌に一切触らなければ、自動的に肌負担も0になるのだろうが、酸化皮脂だけは毎日落としたいし、どうしても保湿しないとヒリヒリしすぎて耐えられない!(保湿のメリット>肌への負担)って日もあるし。
メリットがデメリットを上回るケアだけを、上手に取捨選択する必要を感じた。
おしまい。