蟹座新月＠魔女活
今日は、蟹座の新月。
新月の日と満月の日はアロマバスソルトを作る日と決めている。エプソムソルトに、蟹座に対応したアロマオイルを加えて、混ぜる。
私は自分で新たなブレンドを作り出すのが苦手なので、基本的にはその星座に対応した精油を使ってバスソルトを作っている。蟹座のブレンドは、【母性】【安らぎ】【温かい家庭】【リラックス】などがテーマ。
作ったものは、今夜(新月だから月は見えないけれども！)月光浴をして、明日からの使用可能。
月に2回、こうやってアロマクラフトを作る時間がとても好き。魔女っぽくて、ワクワクする。
もう一つの制作物は、月星座の精油で作ったアロマロールオン。
元々、アロマには興味はあったけれど、今ほどはまってはいなかった。オレンジや柚子などの香りを見つけると、たまぁに購入し、寝るときにティッシュに垂らして枕元に置くくらい。ブレンドが苦手だったし、効能等を覚えるのも難しかったから、アロマには手を出さないと決めていた。
しかし、それがころっと覆されてしまった。
ちょうど、1年前になる。2023年7月10日に白魔女アロマタロット養成講座とミラベリア知美さんに出会ってしまった。本当に、いつもなら「タロット、へ〜」「アロマ、ふぅん〜」と流せていたのに、その時は何かが自分の中でカチッとハマってしまった。…今思えば、自分の生き方を変えたい、変えなきゃと思っていた時期だったこともあり、何かが変わるかも…と期待をしていたのかもしれない。養成講座を終えて、どんな変化があったかと振り返ると…
アロマにどっぷりハマっていた。
言い方に少し語弊があるかもしれない。
アロマを使うことで、自分の感情や機嫌を自分で扱えるようになった。
それまでは、職場での理不尽さに対し、イライラしていて、それを押し殺すから余計に漏れ出ちゃうみたいなトゲトゲした言動になっていたし。それが自分に返ってくるから、余計にイライラしているのが当たり前のような環境だった。
白魔女アロマタロット養成講座でアロマの匂いをかいで、「どれが心地よいですか？」と言われても「…？心地よい、とは？」とピンとこない。よく嗅いでいたという意味でならオレンジに馴染みはあるものの、心地よい？何を持って心地よいと判断すればいいのか？頭優位にどっぷり浸かりすぎていたため、感覚や感性が機能しなくなっていた。講座の中で、自分の月星座なるものを調べ、自分の月星座のアロマロールオンを作ることになった。私は、太陽星座は蠍座で、月星座は水瓶座らしい。…水瓶座？？馴染がなさすぎて、ピンとこない。月星座、ナニソレ？
知美さんから説明を受け、月星座は自分が生まれた時に月がいたサインであり、その人にとってのリラックスや安心等を表すものだと知る。
リラックス…？安心…？
頭ではわかるけれど、ピンとこない。
言われたとおり、水瓶座のブレンドでアロマロールオンを作り、完成したものを手の甲に試し塗りしてみた。
そこで一気に、【リラックス】【安心】の意味を実感した。この感覚を言語化するのは難しい。不安定で揺れる風船のような心を優しく手を添えて受け止められたような…安定感。とにかく、私はその時にアロマにはまった。
知美さんは、「お守りアロマ」と呼んでいたけれど、本当にそう！お守り。それをつけたからといって、イライラする職場環境は変わらないし、現実に変化はないけれど、少なくとも私のイライラはなくなっていった。出勤時、自席につく時、トイレ休憩など、事ある毎に付けまくっていた。イラッとすることはあっても、ふわっとアロマの香りがすると、体の力みが緩んで、「ま、いいか」と距離を取れるようになれた。また、いつも何かをぐるぐると考え続ける頭を静かにさせることができたのも大きかった気がする。
退職するまでの数カ月は、かなりお守りアロマに助けてもらった。今も、傍らにある。以前程大きく感情が揺れ動くことはないので、頻度は落ちるが、「お守りアロマがあるから大丈夫！」と思えるだけで自分の機嫌の取り方がわかるから、とても楽。
興味深いことに、このお守りアロマは、自分の月星座のブレンドが一番はまるらしい。
私の体験から、同じようにイライラが止まらない人、不安でいっぱいな人などにも渡してみた。これは、本当にお守りアロマに効果があるのかを検証したかった狙いもある。家族、友人などに渡し、まずはその場で匂いを嗅いでもらう。その人の月星座のブレンドだけでなく、私の水瓶座ブレンドや他のブレンドも用意し、複数を嗅いでもらい、どれが一番自分にはまるか尋ねると、びっくりするくらい皆自分の月星座のブレンドを選ぶ。
「どれも良い匂いだと思うんだけど、やっぱりコレかなぁ」
なぜなのかはわからないが、感覚的に「これっ」と判断できてしまう。この、理屈で説明できない感覚がとても面白くて、好きだ。
自分で自分のご機嫌を取る方法はいくつもあるのだと思う。自分の好きなこと、好きなもの、好きな人。洋服や化粧でいろんな自分を演出出来ると聞く。ただ、私は洋服も化粧も気後れしてしまうし、自分の好きがわからなかったので、言葉や思考で自分をなだめすかし、黙らせでいたのだと思う。私にとって、あのタイミングでアロマとの出会いは必然だった。月星座のアロマだけでなく、元気が欲しい時、落ち着きたい時、華やかでいたいときなど、様々なテーマのアロマロールオンを用意し、その時の気分に合わせて使い分ける。
心に効くアロマ…本当に、良い出会いをしたなぁと思いながら、新月満月を迎えている。