「自衛隊の派遣人数が少ない」理由を簡単に説明!「能登半島地震編」
能登半島の地震から2週間
今でもニュースになっているし、そこで議論されているのが
自衛隊の派遣人数、熊本の時より少なくない??
っていうことだけども
きっと多くの専門家、元自衛隊陸長とかいろんな人が色々話しているけども
若い人たちに納得させられない姿を見ていると
本音を言えないこともあるのかな。。って思うけども、
僕なりにわかりやすいように解説したいと思います。
ちょっと気になったので調べてみました。
淡路大震災、熊本地震、東日本大震災、近所の川氾濫水害そして能登半島の地震
神戸の人口 153万人
活動人員延べ約3万2,000名
東日本大震災 仙台市100万人 東北地方海岸沿い人口 ???
人員約 70,000 名
熊本大地震 熊本市74万人
人員約24,000名
常総市6万人 水害中心人口3万人
人員:約840名
能登半島地震 人口35万人
6000千人
やっぱり思った通り。。。
被災地人口のおよそ2%〜3%
それが自衛隊の数です。
だから地形だの天気だの色々話している方がいますけども
最初から人数は決めている。
東日本大震災の派遣人数から計算すると
人口の2〜3%で7万人の自衛隊派遣なので
約300万人! 妥当ですね。東北八戸から茨城県水戸の範囲
第一に、地形や道路を理由に人数を送れないとか陸上自衛隊の金沢駐屯地の数が足りないとか話している人がいるけども
消防署とか救急車とか関西や関東のいろんな方面から駆けつけているのになぜ自衛隊がそれができないのか?
「できないはずがない!」のは考えてみたらわかる
海は?「隆起があって港が使えない。。」と話している元陸長もいるけども
戦争でそんなこと言ってられる??
あそこに港がないので上陸できません!!なんて話はない。。
どんなところからも海から陸へ行けるのが自衛隊でしょう。
空は「天候が悪くて。。」っと話している元陸長。。
天気悪かったかな。。?テレビ局のヘリコプターがパタパタ飛んでいたような。。なぜ自衛隊の空軍がそれできないのでしょうか?どんなところからでも地上に行けるのが空軍でしょう!
つまり「できない」のではなく「やらない」が答えであり
やらない理由は最初から派遣人数が決まっていたから。
そして今はSNSなど現地からの情報がすぐに発信できるので
「どうして自衛隊が来ないの?」「ここにも支援が必要!」っというのが私たちの耳に入ってくるけども
全ての災害でこんな感じなんです。自衛隊がきてくれたところはラッキーだし、来ないところは自力で生き抜く。それだけなんです。
私たちは自衛隊が来てくれると期待して
来ないと文句を言う。。
でも自衛隊も何も誰も助けに来ない国だったらどうしますか?
そんな国もありますし、基本は自分たちで何とかする!と言う気持ちが必要だと思います。
そこへ自衛隊が来てくれてもプラスですし、来なくても期待していないのでマイナスにはならないことでしょう。
もし東京など1000万人以上の都市で同じような災害があったのならば
派遣される自衛隊の数は「2%〜3%」なので
計算上20万人〜30万人。。
でも自衛隊の数は24万人しかいないそうなのです。。
陸、海、空、全部でです!
これどうなるかみなさん想像できますよね。
やばいです。。
もう自衛隊派遣人数の仕組みはわかったと思います。
国も自治体もそれがわかるのならば自衛隊の数は最低でも倍は増やすべき。
でもそれをしないと言うことは自衛隊だけでは絶対に足りないので他の地域の人の力が必要になってきます。
やるべきことは自分で自分の身を守る
それが多くの国民ができていたら協力しあえると思います。
人口で派遣人数を決めている国の考え方は好きではないです。。
でもそのようなルールを作った方がいざと言うときには説明がつくし、命令しやすいのもあると思います。
僕的にしたら今回の災害でも1万人くらい「どーん」と最初から送って
「ここは大丈夫です!」っと言うところがあったらそれでもいい。
支援物資がありすぎて困ることはないし、自衛隊が多すぎて困ることもない。
「自治体からの要請を待つ」とか
「現地の状況を把握する」とか
「どこに何が足りないのかを知る」とか
そう言うことよりも一刻も争うことなので
多めの人数を空からでも送ったらとも思います。
パラシュートで何百人、何千人が空から降ってきたら頼もしいですよね。。
さすが毎日、国防のために訓練されている方々。。
もっともっと感謝されると思いますし、訓練の成果をやれる場所でもあります。
でもこれを考えると、自衛隊の大人たちの安全を守るためにも
できるだけ危険やリスクをおかさせたくないのかもしれませんね。
2次災害を防ぐためにも少しずつ安全に送ります!っという考えでもあるかもしれません。大抵そういう被災地に行くのは若い自衛隊でもありその親からしてみたら大切な我が子に何かあったら。。って思う家族もあるかもしれません。
そう考えるだけでも、やっぱり
自分のことは自分で守る。。
危機管理をしっかりしておくことが大切だと思います。
少しでも役に立てたら嬉しいです