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こんにゃく教室をやっている僕が初めて食べた「戦前のこんにゃく」に衝撃を受けた編

こんにゃく教室は3年目

今年は本当に多くの人がこんにゃく作りに来てくれました。

しかも東京から2時間もかけてこの田舎へ来てくれる方が多くこんにゃくブームもこれから来そうな雰囲気です。

皆さんは手作りのこんにゃくを食べたことがありますか?

日本の多くの食べ物はかなり嘘ばっかりのものが溢れているっと感じたのも

なんの疑いもなくただ昔の日本人がやっていたことを知りたい

から始まったこと。。。


どうしてそんなに嘘ばっかりつくのかな?って思ったら多くの大人たちが嘘つきだからなんだと思います。

でもそれに気づく時代でもあると思うので
今回はその中でもこんにゃくについて話したいと思います。

今皆さんが手にしているスーパーなどの「こんにゃく」は臭い寒天みたいなもので手作りのこんにゃくを食べた人はその衝撃に驚きます。

材料名には蒟蒻粉と化学調味料(炭酸ナトリウム、またはもっと安い水酸化カルシウム)、海藻などと書いてありますが、こんにゃくの粉は高いのでほとんど入れずに水と凝固剤で作られています。

そして皆さんが思うこんにゃくの第一印象は臭い!

っということだと思います。

僕がこんにゃく大好きおばさんから教わったこんにゃくの作り方は

こんにゃく芋と炭酸ナトリウム(凝固剤)で作ります。

この方法は戦後のこんにゃく作りで発展してきた方法です

全国でこんにゃく教室やこんにゃく作りをしている人たちの99%はこの方法だと思います。これでも売っているこんにゃくとは全く違い、生で食べれるし、刺身こんにゃくとして美味しく、プレゼントしたら本当に喜ばれる大人気の食べ物です。

でも戦前などの昔は炭酸ナトリウムなど化学添加物がなかったので、何を使っていたのかというと灰汁。木灰などを熱湯で濾してできた琥珀色の液体です。

これは知っていたのですが、今までなかなか踏み出せなかった。。
2年前くらいに一回挑戦したけども失敗してそれ以来挑戦していなかったんですけども、今回再挑戦!

そしたら上手くできた!!


っと同時に衝撃!!


あのこんにゃく+炭酸ナトリウムのものと全く違う。。

もちもち感がすごくて、そして艶も光沢も美しくて

あまりこんにゃく好きではないんですけども、これはちょっと違う。。

好きになりました。。


そして「こんにゃく」を美しいと思ったことは今まで一度もなかった。。


でも美しすぎる。

薄紫の透明感。。。

きっとほとんどの日本人は誰もこんにゃくは美しいと思ったことがないかもしれない。。。

そんな影の存在であるこんにゃく。。

でもそうしたのは戦後の大人たち。

そしてまた驚いたのが

アク抜きが必要ないってこと。。

以前のこんにゃく作りでは煮立てた後に何度も水を交換してこんにゃくのアクを抜く必要がありました。でもこのこんにゃくは煮立ててすぐに食べれる。水につけていてもあのこんにゃく臭は全くない。。

あのこんにゃく臭はあの凝固剤なのか!?

灰汁で作るこんにゃくの素晴らしさに衝撃を受けました。。

美しく、そして美味しい。。

この本物の昔ながらのこんにゃくを食べたことがある人は

全国で1000人もいないんだろうな。。って思うと

もっと世の中に広めよう!っと思いました。。


興味がある方は是非挑戦、もしくは教室にお越しください!



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Issei 世界旅人
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。