日本人が知らないイスラム教の面白さ!「ヨーロッパからお客さん編」前半
毎月1回、海外からのお客さんをお迎えする
今回はフランスから来てくれた女性でアルジェリアとスペインのハーフ、イスラム教の方。
今回ほどイスラム教のことを知ることは人生でなかった
そして25歳という若さからレストランを開業してやめて、結婚もして離婚して、今は世界中を旅してその間にマレーシアでの仕事も見つけてしまう行動力、優秀さ。
そんな彼女からイスラム教についてお話を聞きました。
まず最初に驚いたのは
イスラム教は自由な宗教!
何かを強制的にダメだというのは違うという。
イスラム教というとメッカのサウジアラビアを思い浮かべるが
サウジアラビアがイスラム教の聖地なだけに一番濃密なイスラム教だと思ったのだがそうでもないらしい。
彼女が言うようににイスラム教はコーランに基づいてそれぞれの解釈でいろんな考え方もできてくる。彼女もコーランを読んだけども、サウジアラビアがやっているような女性への差別はコーランには書いていないと言う。
これは驚きだ。。
最近ではサウジアラビアも女性を自由にしてきているが以前は女性に対してもっとものすごい差別をしてきていた。教育はダメ、運転もダメ、仕事もダメ。。これはコーランには書いていないと話す。どうしてそうなったのかは男性たちのものすごい権力、パワーを持ちすぎたためだとも話す。
そうだよね、一夫多妻もサウジあるし、女性の権利の多くが制限されている。もしサウジが正しいのならばインドネシアやマレーシア、モロッコや他の国々の人々が正しくない事になる。彼らは髪を隠してない人もいるし、服装も西洋的。
でも皆さんがご存知のように世界中にいろんな国、場所にイスラム教とがいてビジャブを着ないイスラム教徒もいるし、お酒を飲む人もいる、ドラックをやる人もいる、ジーンズの人たちもいるし、お祈りをしない人もいる。
彼女曰く、イスラム教は自由。ただ死んだ時に日本で言う閻魔大王みたいな人があなたの人生の採点をする。それだけ。。
だからそれを気にしなければそれでもいいし、相手を強制させることもない。彼女はパリに住んでいてアルジェリア人、モロッコ人、エジプト人といろんな国のイスラム教徒の友達がいる。
個人的にはこの国際的な混じり合いが純粋なイスラム教であると思い
これは言語と本当に似ていると思う。
アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、それぞれ独自の英語を話すけどもシンガポールのような国際街で住み始めると彼らの独自のアクセントやリズムがなくなる。宗教も同じではないだろうか。。
彼女は髪を隠さないし自由。でもお祈りも1日5回するし、その時に正装してお祈りするらしい。彼女は旅先でもその体を覆いかぶせるビジャブを持ってきている。お祈りしているのを人に見せるものでもないし、個人の自由とも話す。自分の気持ち。。それだけ。
また一人でする場合は数分だけども、なぜか大勢ですると何十分もすることもあるらしい。それはその中にリーダーがいてその人がお祈り時間を決めるようだ。その人次第。。だからお祈りしながら長いと「もうええ加減に終わりにしてくれよ。。って言う時もあるらしい」
お祈りも飛行機や移動の時間などはできない。だから無理してする必要もないと言う。また北欧などは白夜だったり太陽が出てこない地域もあるので断食なども含めてその地域は特別なルールがまたあるらしい。
後編に続く