自ら変な方向へ
昨日、手相を見てもらいに行った。瞑想を教わっているTさんの娘さんが手相×占星術×タロットをミックスさせて占い師をやっていると聞いて、興味が湧いたからだ。
息子が高校生になったら家庭内別居中の夫と離婚したい、それにあたってもっと自分の収入を増やしたい、と相談したところ、その占い師のHさんは言った。「自分が好きなことを自由にやればいい」と。も~、それ、占いに限らずいろんな人から言われるやつよ~(>_<;)。今も頑張って好きなことやってるのよ~。そもそも好きなことってなによ!?…と占ってもらった結果、さらにどうしたらいいか分からなくなった。
好きなこと…好きなこと…考えれば考えるほど何もない気がしてくる。子どもの頃からずっと「つまんないなぁ」と思って生きてきた気がしてきた。
そうやって記憶をさかのぼっていたら、ふと思い出した。小学生の時住んでいた市営団地には真ん中に小さな公園があって、そこで遊ぶのは好きだったなぁと。同じ団地には10人ほどの子どもが住んでいたので、一緒にドッチボールや砂遊びをしていた。私の母はその子どもたちを「クソガキ」と言って、あまり関わらないように仕向けてきたが、私はそのコミュニティが好きだった。今思い出すと、一番年長だったKくんは、自分よりも5~6歳も幼い子どもたちと一緒に遊んでくれていたのだなぁと温かい気持ちになる。団地内には野良猫のオーちゃんとその子どもが何匹かいて、みんなから餌をもらっていた。今でいう地域猫かな。私は門限を破っては家から閉め出されていたので、日が沈んだ真っ暗な中、オーちゃんと外の倉庫に座って、母の怒りが冷めるのを待ったりしていた。
思い出したはいいが、それが何の仕事に繋がるのか???今はもう公園で遊ぶのは好きではないし、団地にも縁が無い。う~ん、猫か…猫は今でも好きだ。そこまで悩んで、ふと、動物と話す人になったらどうかと閃いた。アメリカには Horse Whisperer:馬にささやく人(調教師のように力で従わせるのではなく、語りかけながら心を通わせ、暴れ馬をコントロールする人のこと。ロバート・レッドフォードの映画『モンタナの風に抱かれて』でその様子が描かれている)がいるらしいし。
”動物と話す”で検索をしたら、アニマルコミュニケーターという仕事をしている人がいるらしい。しかし、何だか詐欺まがいの怪しいものだという意見も…(^-^;。困ったなぁ。でもしょうがないか。他に好きなことも無いしさ。詐欺師になるかもしれないけれど、今のままこの家で生きていくのもイヤだもの。ということで、来年の今頃、私のこのnoteは「庭のカメムシが…」とか「近所のアナグマによると…」などの、動物たちとのおしゃべり報告になっているかもしれない。