大学生の言葉の溜まり

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最近の記事

学校に行けなかった頃と向き合ってみる

突然ですが、私は高校2年生の頃に不登校の生徒でした。 厳密にいえば、登校はしていましたが、いわゆる「保健室登校」というものです。 以前の記事で「なぜ不登校になってしまったか」について軽く書いたのですが、今回はもう少し素直に書いてみようと思います。 長くなるので2~3個の記事に分けようかと思いましたが、 書きたいことを素直に書けなくなりそうなので、分けないことにします。 そして最後には、学生さん、学生のお子さんを持つ方へ伝えたいことを書きます。 不登校のはじまりきっ

    • 私の特性「聴覚過敏」

      こんばんは。今日は、私が持つ「聴覚過敏」という特性について少しお話しします。 聴覚過敏とは、文字通り<聴覚が過敏である>症状です。人によって症状が違うようですが、 私の場合は ①苦手な音への耐性が低いこと ②生活音が全て同じ音量で聞こえること が主な症状です。 ①苦手な音への耐性が低い私は特に、子どもの泣き声や奇声が苦手です。 これは、幼い頃から私の脳内にあるイメージなのですが、 脳内に一本の線が張ってあり、子どもの泣き声や奇声によって、その線が心電図のようにピンと跳ね上

      • 学校・勉強嫌いの塾講師の話

        小学校。あまり記憶にない。 これといって楽しかったことも、悲しかったことも覚えていない。 中学校。どちらかと言えば嫌いだったかな。 漠然と行きたくないなあと思っていて、学校行くのやめようかなあ、と思った。そのときに手を引いてくれたのはクラスの友人だった。 無理やり、手首を引っ張って、「いいから!行くよ!」って言われた。 また別のクラスの子には、 「楽しくないなら俺が笑わせてやるから、学校来いよ!」なんて言われて。 全然仲良くもなかったその男の子の一言に心動かされ

        • 空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~感想

          今の時代、現在の感覚から考えると、「韓国併合」の残虐さを知っている人は多いのではないだろうか。 いや、知らない人も多いかもしれない。それが教育の恐ろしいところだ。 東柱は詩人になることを望んだ。そしてそれを恥じた。 従妹であり、共に生きた友人モンギュが、独立のために最前線で動いているのに、自分は詩に「逃げている」ことを恥じた。 あんなにも美しい詩を紡ぐのに、それを「逃げ」だと言われ、自分自身もそれを理解し、恥じた。 しかし、代表作の序詞(서시)のような、美しく、純粋

        学校に行けなかった頃と向き合ってみる