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PEANUTS MUSIC

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音楽について自由気ままに語った記録。
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#昭和歌謡

今年よく聴いていた10曲を紹介する。

渚のバルコニー/松田聖子徐々に下降していくAメロのメロディーとは対照的に段々と上昇していくサビのメロディーと情景のありありと浮かぶ歌詞が印象的な曲。また、彼女の歌声の魅力が最大限に引き出された曲でもある。「馬鹿ね」の部分と「ラベンダーの」の部分にはそれが如実に表れている。 本気でオンリーユー-Let's Get Married/竹内まりや転調に驚かされた曲。浅はかな見解かもしれないが、「結婚に至るまでの紆余曲折を表現したのではないか」と思うほどの凄まじい転調だ。また、6/8

中森明菜の音楽を平成生まれが語ってみた

「出会いはスローモーション」 彼女と出会ったのは確かマツコデラックスの番組。音楽と歌声に一聴き惚れしたのを覚えている。松田聖子と同様、彼女の音楽もリアルタイムで体感してみたかったとつくづく思う。 今回は、そんな私が中森明菜の音楽を語っていく。 ※もしよかったら松田聖子の音楽について語った前回の記事も読んでみてほしい。 神イントロサブスクの興隆によってイントロのない楽曲が多くなった昨今に比べると、昭和はイントロへの熱量が桁違いである。もちろん彼女の楽曲からもその熱量を感

松田聖子の音楽を平成生まれが語ってみた

「リアルタイムで彼女の音楽を体感してみたかった」 聴くたびに平成生まれの私はこう思う。今回は、そんな私が松田聖子の音楽を現代のアイドルとの比較も交えながら語っていく。 シンガーソングライターによる作曲これは松田聖子に限らず、昭和アイドルにおける大きな特徴の一つである。シンガーソングライターとアイドルの化学反応はアイドルを進化させる。 ユーミン作曲による「赤いスイートピー」はその典型だろう。それまでは「ぶりっ子、フレッシュ、無垢な少女」というイメージ(あくまで私の)だった

昭和、平成、令和からそれぞれ一曲ずつ好きな曲を紹介する。

【昭和】 卒業/斉藤由貴ああ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でももっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの 初めて聴いた時、このサビの歌詞にとんでもなく衝撃を受けた。卒業ソングは数え切れないほど存在するが、こんな歌詞、他にあるだろうか。 「クラスメイトや先生との別れ」<「悲恋」という比較の描写があまりにも斬新でまたどこかリアリティーを覚える。 セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変ってく あなたの未来は縛れない これはBメロの歌詞。セ