盛り上がっているところ大変申し訳ないのですが、私はクリスマスが嫌いです。
これから羅列する文章は、人からのリアクションを求めている訳でも、クリスマスが好きな人に喧嘩を売っている訳でもないので悪しからず。それから、文化としてのクリスマスを否定する気はありません。日本のクリスマスが苦手ということをご理解頂きたい。嫌いという単語を使うのはあまり好きでは無いので、タイトルのみ使用させていただきます。
自分がクリスマス好きではないなと思い始めたきっかけは小学生の頃まで遡ります。
サンタさんを当然のように信じていた幼くてかわいかった(今でもかわいい)自分ですが、この頃からサンタクロースがいるのかどうか疑問に思い始めました。というのも、自分の欲しいものが一向に来ないからです。
サンタクロースというプレゼントをくれる素敵なおじ様がいて、クリスマス明けには友達みんながゲームなど欲しいものを彼から貰っていました。その一方でかわいかった自分には全く欲しくないもの、例えばお菓子であったり本であったりがプレゼントとして送られてきていました。
それが何年も続けばサンタクロースが居ないことは小学生の自分にも当然理解できました。
もちろん、欲しいものが貰えないことも辛かったのですが、なにより辛かったのが冬休みが開けてクリスマスプレゼント何貰った話がクラスで始まることでした。皆が嬉々として貰ったものを話していく中、自分は貰ったのがお菓子だけというさすがの小学生でも気を使うような内容の話をしなければなりません。当時は貰ったものを聞かれるのも、皆が貰ったものを聞くのも嫌だったのでその日ばかりは会話に入れませんでした。
今現在クリスマスを楽しんでいる方々は子供の頃、当然のように欲しいものを貰えて、クリスマスを大人になっても楽しめる権利を与えられたいわゆる親ガチャ大当たりの人々でしょう。突然の偏見で申し訳ないですが、そうに違いない。もしくは自分と同じような目に遭っているからこそ、大人になってからクリスマスを楽しみたい人だと思います。
自分は諦めた人間です。
それに加えてクリスマス時期のお前は幸せかと問われている感覚が非常に苦手です。友達がいて、恋人がいて、家族がいて幸せかと。ラジオ、テレビ、ネット、街のイルミネーション全てが自分に幸せかと問い詰めてくるような気持ちになります。
上記の2つと同じような理由で誕生日も好きではないです。祝われるのが苦手になってしまい、どうすれば良いのか分かりません。人の誕生日を祝うことに抵抗は無いのですが。
もちろんこの歳まで生きてこられただけでありがたいとは思っています。
ただそう思えと人には言われたくないです。クリスマス楽しめる人には絶対に言われたくないです。
仕事が辛いとか、休みがないとかそういったことはその会社を選んだ人の自己責任、因果応報ですが、幼少期の自分の努力ではどうしようもない部分で嫌な目に遭うのは非常に辛いです。
子供の頃救われなかった自分が、大人になった自分の首を絞めて苦しめてきます。これが普通、平凡、皆と同じに憧れる今の自分を作った原点かもしれません。
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