今年最後の短文エッセイ集
ライフハック
駅のホームで外国人観光客に「○○行きたいんだけど、どの電車乗ればいいの?どこら辺にいればいいの?」的な事を切符を見せられながら、英語で聞かれた。あいにく、英語はできない人間なので単語の羅列で説明した。どの電車に乗ればいいかは「next」とか「after next」もしくは、時間を答えればいい。どの変にいればいいのかという説明は英語ではできない。「号車」ってなんて言うんだ?「track No.」ってのが番線ってのは新幹線のアナウンスで知ったけど、号車は知らなかった。こんな時に使える英単語は「over there」だ。日本語で「あっち」って意味。指を指しながらこの単語を魔法を唱えるように言い放つ。それで解決だ。どんなニュアンスかは知らないから本当に伝わったのかはわからない。
覗き魔と混浴
湯船に浸かっていると黒い影がドアに映った。不審者ではない、猫だ。手を器用に使ってドアを開けようとしている。気になるらしいから少し開けあげると、こちらを見てくる。全部開けると洗い場に入ってきてちょこんと座る。猫全般が風呂が好きなのか、うちの猫だけなのか知らないがよく入ってくる。そして、特に何をするわけでもなく居座っている。安否確認でもしているのだろうか。たまに沈んたフリをしてみるが特に反応もない。謎だ。ちなみに、シャワーを出すと逃げていく。
好きなYouTuber
以前、歴史が好きなんだよね的な記事を書いた。大学生になって、国際情勢や政治、軍事などに興味を持った。そんな時に見つけたのが、社會部部長 というYouTuber。この人は歴史や政治、地政学などの「社会」を取り上げている。これがまあ、面白い。社会が好きな人や歴史が好きな人だっなら絶対ハマると思う。あらゆるYouTuberにハマったけど今も追ってるのはこの方だけ。マジで、みてみて。
帰り道
帰りの電車で泣いてそうな女子がいた。涙は流れていなかったが、涙ぐんでいるように見えたし、心做しか鼻が赤かったかのように思った。泣いているところを他人には見られたくないだろうから、そっと目を逸らした。先生に怒こられたのだろうか、失恋したのだろうか、誰かと喧嘩したのだろうか、不幸があったのだろうか。悔しい思いをしたのだろうか。電車で泣くなんてよほどの事があったのだろう。あれもこれも憶測で、目にゴミが入っただけとかであってほしい。その後、乗り換えのために階段を下りていたらイチゴが1粒が落ちていた。こちらの真相も知りたいな。
そうじゃないんよ
通学に使う特急電車は時間によって車両が違う。もちろん社内の座席配置なども若干異なる。これは特に問題はない。ただ、1点どうしても譲れない車内の違いがある。それは、窓にカーテンがある車両とない車両があるのだ。ない車両では、カーテンの代わりにUVカットのフィルムが貼られている。そのフィルムは、紫外線はカットできても日光はカットできない。だから、夏場だとまあ暑い。そして、まぶしい。
UVカットより遮光をしていただきたい。
逃げるか否か
最近の若者ひは忍耐力がない。とたまに聞く。新卒3年以内の離職率も年々上がっていて、辛いことからすぐ逃げるという世間のイメージがあるらしい。そこで疑問を抱くわけだ。逃げるか否か。日本においては元来、我慢できる人間が良しとされてきたと思う。「水を飲むな」が罷り通っていた時代もあるんだから。しかし、実際そういう人間の方が上は使いやすいのに間違いないだろう。現代においても、我慢できる人は重宝されるし、少年漫画の主人公みたいな人間がいたら自分でも部下に欲しい。ただ、全員が彼らのような忍耐力は持ち合わせていないし、逃げた方がいいこともある。しかし、その線引きが難しい。「ここで逃げたら一生逃げ続ける人生になってしまう」、「こんな辛いことをしていたら自分が壊れる」。こんな葛藤が生じる。ここの線引きを上手くできる人間になりたい。一生逃げても構わないという保険をかけておくことで、挑戦できるのかな。
おー進むぞ進む
自転車の空気が減っていたので、空気を入れてカチカチにした。そしたらどうだ、進む進む。まるで新品の自転車みたいに進む。いやー気分がいい。新品買わなくても空気入れよう。
クリスマス
クリスマスとか正月とかのイベント事は割りと好きだ。イブの帰り道、いつもよりカップルが目についた。クリスマス効果だろう。これに相当する心理学用語とかありそうだ。自分にとってはクリスマスと言っても日常と変わらないのだが、チキンとポテトとケーキを食べれるという特別感くらいはある。非リアでもサンタさんが来てくれれば、クリスマスに特別感を感じるのだけれど。
運休と送金
駅に着くと、列車の運休がアナウンスされていた。運転再開見込みは約1時間後らしい。他の鉄道が振替輸送をしているらしいんだけど、どうせ遅刻するし帰るか迷った。遅刻は確定してるから、ホームの椅子で約20分、考えついでに音楽を聴いて今後の行動を決めた。結論行くことにしたわけだ。前日に、友人から「明日行けないかもしれないから出席取っておいて」と言われたからな。そんなこんなで、電車に乗って向かった。友人から「やっぱり行けそうにないから、出席頼む。ジュース奢るから」と連絡があった。了解とだけ返信しておいた。その後、お礼と一緒にPayPay200円が送金されてきた。「本当にくれるんだ」と思った。と、いうものの、今まで、「今度ジュース奢るわ」で、本当に奢られたケースは少なかったからだ。だいたい、有耶無耶になる。だからといって、追及することもない。レポート少し見してとか、出席とっておいてとかは、別にこちらが損をしたというわけでもないからだ。とはいうものの、報酬が与えられるのも悪くない。