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暇潰しにどうぞなエッセイ集

My自転車

僕のママチャリ(9歳)は、かなり高齢だからなのか、ペダルを回してもあまり進まない。標準搭載のギアも機能しなくなった。しかし、ギーギー悲鳴をあげながらも僕を運んでくれる。 正直、他の自転車を羨むことはたくさんある。特に、涼しい顔して僕を抜かしていくクロスバイクを見るたびにアレが欲しいと思う。だけど、思いとどまる。だって、自転車に乗るのなんて最寄り駅までの約7分。それ以外には一切使わない。けど、サンタさん…枕元にクロスバイクを…

目覚まし

3年になって1限に授業を入れない選択肢がとれるようになったから、朝はかなり余裕がある。だから、スマホのアラームなんて使ってない。しかし、たまに6時過ぎとか7時にアラームが鳴る。それは、僕の布団に上がってきて、鳴きながら顔の回りをクンクンしてくる。天然のアラーム、猫だ。今朝も腹が減ったのか、かまちょなのか起こしてくる。「今日は休日なのに」と思いながら布団に潜って回避するが、ちゃんとスヌーズ機能もあるらしい。暑くなって外に出ると待ってましたと言わんばかりに、襲ってくる。猫の世界はいまだに、月月火水木金金らしい。

トートーバッグ派

中高とリュックサックで登校していた。まあ、荷物が多いしリュックの人が多かったと思う。高校では買わされた部活のリュックを3年間使っていた。大学も、はじめの頃はリュックで行っていた。けど、夏は背中があつい。それに、欲しいものをすぐに取り出せない。中高は通学時間がものすんごく短かったから、不便を感じたことはなかったんだと思う。そんなわけで1年の途中からトートバッグを愛用している。荷物が多いと肩が痛い、走りづらいとかのデメリットもあるけど、夏でもあつくないし、物の出し入れが楽。余談だけど、トートを使ってる人を後ろから見ると大抵、掛けてる方の肩が上がってる。落ちないようにしてるんだろう。なんかダサいから肩は下げた方がいい。

アイスクリームシンドローム

2010年公開のポケモン映画「幻影の覇者 ゾロアーク」。この映画は、たぶん人生で2度目に映画館で観た作品だ。内容も良くてガキながら感動した記憶がある。だが、内容よりもED曲がなんか良かった。と、 いう記憶の方が強い。そう思って先日、ED曲を調べてみた。「アイスクリームシンドローム」それがこの映画のED曲だ。14年ぶりに聴いた音楽。やっぱり良かった。6歳の頃から僕の感性は素晴らしいらしい。

ゴミがお金になる

先月くらいに、はじめてメルカリで出品をした。ポケモンの指人形約50体と3DSソフト1本。指人形が7000円、ソフトに至っては定価よりも高い約8000円で売れた。買い取り店に持っていったら格安で買い取られるだろう。もちろん、すべての商品がこんなに高く売れるわけではなく、需要があるものしか高値では売れない。それに、包装なども多少面倒くさい。しかし、メルカリでの出品は包装作業含め想像よりも簡単だった。それに、自分にとってのゴミがお金になるなんて最高だ。あ、指人形捨てようとしてる人いたら僕が無償で引き取りますよ。

現金を持ち歩かない

最近現金をあまり持ち歩いていなかった。大学では生協のキャンパスペイとかいうキャッシュレス決済を、学外での買い物はPaypayを使うから。と、言っても小腹が空いた時の軽食を買う場合にしか使わないんだけど。現金を使うのは駐輪場での100円だけ。だから、現金はそんなにいらないわけだ。通信障害とか携帯の不具合でキャッシュレス決済が使えなくなったら終わる。と、いうことは心配性な僕の場合はなくて、カロリーメイト2箱、inゼリー1袋、ようかん1個、200mlの小さい水を有事に備えて常備している。から、1日くらいなら何も買わなくても生きれる。いや、水筒は家から持っていってるから2日は生きれるか?だから別に問題はない。だけどある日、駐輪の精算をするため500円を入れた。のに、戻ってくる。なんと、新500円だったらしく、精算機は新型に対応してなかった。交通系ICカードにも残高入ってないし、詰んだと思った。結局、奇跡的に10円玉が10枚あって自転車を解放できた。よくよく考えれば、10円がなくても500円玉をどっかで両替していれば済んだ話だ。この件から現金を多少財布に入れるようになった。

大きくなったな

選挙で久しぶりに母校の小学校に入った。投票所の教室まで歩く。給食室や図工室がある。「懐かしい」と心の中で思うのと同時に「こんなに小さかったっけ」と思った。当時見ていた景色じゃない。教室も覗いて見たがやはり小さい。ちびっこの時はあんなに大きくて広かった場所は、今の僕には小さすぎた。成長した証拠だな。感慨深い小学校訪問の話。

32

高校1年の春、3年間を共にする背番号を決めた。といっても、これは練習試合等で着用する番号であって公式戦の番号ではない。練習試合用ユニフォームや自分の服、カバンなんかに印字される。背番号の候補はいくつかあった。14,21,22かな。だいたい自分の好きな選手が着用しているorしていた番号を選ぶのが定石だ。被った場合は話し合いorじゃんけん。でも、「実力で劣る自分が取るのはどうなんだ」。という、弱者思考が働いて人と被ってない番号を選んだ。それが「32」だ。個人的に、こういうのは何か選んだ意味が欲しい。好きな選手の番号とか、誕生日だとか。しかし、どちらも被っていた。そこで、数字の意味とかを色々調べた。自分の誕生日の日のwikiを開いたところ僕の誕生日は年始から32日目らしい。「ほーいいじゃん」そんなあっけない?理由で背番号が決まった。だけど、この番号と共に3年間を過ごして、色々なことを経験した。何の思い入れもなかった普通の数字「32」が、今では大好きな数字だ。



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