BOOK WALKER読み放題で読める、おすすめラノベまとめ
数週間前、BOOK WALKERの読み放題MAXコースにお試し登録しました。
登録から2週間は無料、以降は1ヶ月1100円の料金がかかります。
書籍のサブスクの中では割高ではありますが(Kindle Unlimitedが月額980円)、魅力はなんといっても対象作品の多さ。
特に、ライトノベルの作品数は圧倒的です。
KADOKAWAが運営してるだけあって、電撃文庫・メディアワークス文庫が特に豊富。更に、他の出版社のラノベもたくさん配信されています。
往年の名作や隠れた傑作、最新のヒット作まで幅広く網羅。
この記事を作ろうとざっと対象作品をチェックしたら、おすすめしたい作品の多さにビビりました。
単純に読んだことある作品や、読みたい作品を含めればリストの数は更に膨らむのですが、今回は読了済み&内容を記憶している作品のみまとめています。
(途中脱落した作品や、途中までしか読み放題対象ではない作品もあります)
『スパイ教室』(竹町)
世界大戦終結後、各国のスパイが互いに情報を奪い合う《影の戦争》が起きていた。8人の落ちこぼれ少女は《世界最強のスパイ》の元、厳しい任務に挑んでいく。
読み放題対象の9巻まで一気読みしてしまいました。この作品だけで元がとれる。
少女たちの個性がそれぞれ魅力的で、かつ先の読めない展開に毎巻ハラハラさせられます。お気に入りはグレーテ。
『ミモザの告白』(八目迷)
幼馴染の美少年・汐が、ある日女子の制服を着て登校してくる。女子の心を持つ彼にクラスメイトが戸惑う中、幼なじみの咲馬は彼を支えようとするが……。
性同一性障害の当事者の悩みだけでは無く、周りの人間の拒絶や受容が丁寧に描かれています。
女子になりたいのになりきれない葛藤や劣等感や、どうしたらよいかわからず距離を置く周りの反応がリアル。歪な三角関係のゆくえが気になります。
『薬屋のひとりごと』(日向夏)
飄々とした薬師・猫猫(マオマオ)が、中華風の世界を舞台に謎を解決するライトミステリ。
猫猫のキャラや意外な展開が魅力的。
正体不明の美男・壬氏(ジンシ)との(ほぼ一方的な)恋愛模様も見逃せない。
『ソードアートオンライン・プログレッシブ』(川原礫)
本家は1巻しか読み放題対象ではないのですが、こちらは既刊7巻すべて読み放題対象。
始まりのゲーム、《ソードアート・オンライン》の攻略を一から書いているスピンオフ。
本編を読んでなくても楽しめます。多分。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』(汐見夏衛)
実写映画化もされた人気作。
戦時下にタイムスリップしてしまった女子高生と、特攻隊員の青年の切ない恋が描かれています。
同作者の『夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く』シリーズもおすすめ。
『エロマンガ先生』(伏見つかさ)
ラノベ作家の兄とイラストレーターの妹が、世界一面白いラノベを作るためタッグを組む。
『俺妹』作者の最新作。完結済みのようですが、読み放題対象は3巻まで。
こんなに書店で買いにくいタイトルある??
内容は『俺妹』に近いライトなラブコメ(コメ強め)。相変わらず女の子の魅力を引き出すのが上手いです。
『冴えない彼女の育てかた。』(丸戸史明)
《最強のギャルゲー》を目指す主人公と、そのヒロイン役に抜擢されたモブ系女子のラブコメ。
なんと読み放題で、番外編含め全巻読めます。太っ腹が過ぎる。
軽い文章なので頭空っぽで読める&業界ネタ・オタクネタ盛りだくさん。だけどストーリーはきっちり面白いのが見事。
続き出してほしいなぁ。
『悪逆大戦』(綾里けいし)
地獄に落ちた少女を救うため、地獄の王となることを目指す少年の話。
実在(あるいは物語上)の悪人同士が戦う、というコンセプトが面白いです。あと表紙が圧倒的美。
『レディローズは平民になりたい』(こおりあめ)
乙女ゲーのヒロインルートを脱却し、下町のパン屋で平民を目指す主人公の話。
なろう系はあまり読まないのですが、こちらの作品は主人公・フェリシアの性格がさっぱりしていて読みやすいです。
ちょっとした謎解き要素もあり、先が気になる作品。
『おはよう、愚か者。おやすみ、ぼくの世界』(松村涼哉)
中学生を恐喝、暴行し約3000万を奪ったとSNS上に晒された少年。その影には1人の少女の思惑が……。
二転三転する、何が真実なのかわからなくなる展開が見どころ。中高生向けのサスペンス。
『幼なじみが妹だった景山北斗の、哀と愛。』(野村美月)
幼なじみ・春の正体が、両親の離婚で生き別れとなっていた双子の妹だと知ってしまった北斗。だが、そのときにはすでに彼女を愛してしまっていた。
一応シリーズものの3作目なのですが、単独でも問題なく読めます。
野村美月さんの優しい文章が好きです。
短編の『陸と千星』『下読み男子と投稿女子』、シリーズものの『文学少女シリーズ』も読み放題対象で、おすすめです。
『灼熱の小早川さん』(田中ロミオ)
暴走する正義女子・小早川さんと、そんな彼女にうっかり関わってしまった主人公の顛末。
主人公、小早川さんそれぞれが持つ、思春期ならではの勘違いと痛々しさ。めちゃくちゃで迷惑この上ないのに、圧倒される。ある意味眩しい青春の話。
『紫色のクオリア』(うえお久光)
人間がロボットに見える少女と、彼女を救おうと奔走する少女の話。
友情を超えた少女への想いに圧倒されました。
いろんな意味で、昨今の流行の先駆けのような作品。
『野崎まど劇場』(野崎まど)
『アムリタ』シリーズも読み放題対象だし大好きなのですが、個人的にはこちらも推したい。
『アムリタ』他はセカイ系+SF系ですが、まど先生のコメディ方面での才能が発揮されています。多才が過ぎる。
笑いが欲しい時に是非。
『12月のベロニカ』(貴子潤一郎)
ベロニカの巫女となった幼なじみを守るべく、彼女の騎士となった主人公。道中で謎の男と出会うが……。
静謐な文章で綴られる美しいファンタジー。あまり前情報なく読んで欲しい作品。
同じ作者の短編集『眠り姫』もおすすめです。
その他、以下の作品も読み放題対象↓
⚫︎『涼宮ハルヒシリーズ』(谷川流)
⚫︎『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延)
⚫︎『こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌』(峰守ひろかず)
⚫︎『デュラララ!!』(成田良悟)
⚫︎『お茶が運ばれてくるまでに』シリーズ、『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。』(時雨沢恵一)
⚫︎『ミミズクと夜の王』『MAMA』『雪蟷螂』(紅玉いづき)
⚫︎『アンダカの怪造学』『蟲と眼球シリーズ』(日日日)
⚫︎『雨の日のアイリス』『雪の翼のフリージア』『氷の国のアマリリス』(松山剛)
⚫︎『さみしさの周波数』『失はれる物語』『失踪HOLIDAY』(乙一)
⚫︎『ココロコネクト』(庵田定夏)
⚫︎『キーリ』(壁井ユカコ)
⚫︎『空ろの箱と零のマリア』(御影瑛路)
⚫︎『100万回生きたきみ』(七月隆文)
ちょっとした空き時間に軽めの読書はいかがでしょうか?