抗うという言葉が好きだ
「抗う」という言葉が好きだ
現状に「抗う」
上手くいかないから「抗う」
この言葉には、すごくその裏にあるストーリーを想像させる力があると思ってる
日向武史の漫画「あひるの空」で花園百春が言うセリフ
「俺たちは現状に抗ってなんぼだ」
タバコの不審火で部室を燃やしてしまった百春たちが、直後の試合で必死にチームを勝たせようとして言うセリフなんだけど
犯してしまった罪を嘆いても、文字通り元には戻らない、だから今出来る事を、自分にしか出来ない事を、精一杯やる、それは一見、他人に対するエクスキューズのそぶりに見えるんだけど、何より自分自身が納得出来る為の行為なんだと、この言葉から伝わってくる
「抗う」は、とにかく今のこの状況を変えたくて、いま、本当にいま、自分の目の前に集中して、やるべきことをやると言うことかなと思う
変わる必要があるの?
変わったところでそのあと何があるの?
それって自己満足じゃないの?
そんな声が聞こえてくる
でもね、生きている限りは、ずっと続いて行く自分自身との対決、他人とではない、自分との真剣勝負を、時には負けたり、引き分けたり、逃げたりしながらも、ずっと続けていくしかない
そんな時に、この「抗う」という言葉が、とても強く自分を急き立ててくれる
今日も明日も、抗い続けて行くしかない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?