Peak2Peakのデジタル写真講座第12回「光を味方につけよう」
<photo+graph>
フォトグラフとはphoto=光でgraph=描くことである。光が物体に当たって反射し、その光をカメラは記録する。かつてロラン・バルトは「写真とは全て過去にあったこと」と言ったが、もし未来から届く光があれば、きっと写真は絵画に近づきより自由を得るだろう。しかし、今のところ、写真は過去から届いた光しか、記録できない。
光には色があり、強さがある。角度があり、拡散の度合いがある。朝の光は低い位置から山々を照らし、「モルゲンロート」などと持て囃されるよう