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2019年間ベスト

こんにちは。ちょっと時間が空いてしまいましたね。年明けがせまった、大晦日までの切なくもあったかい感じがとても好きです。

2019年は豊作とまではいかないものの、あまり商業的な方向に偏らないキラリと光る作品が多かったなという印象です。

では、2019年間ベストで締めくくりましょうか✨😊



1. マギー・ロジャース

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2019年、最もこの年らしいなと感じたのがマギー・ロジャースです。時代の空気感というか、白でも黒でもないグレーで手探りな毎日を送る僕らに近い存在というか。彼女が描き出す希望は、繊細でありながらどこか地に根差していて、優しくて広い世界へと誘ってくれます。2010年代のおしまいから、2020年代へと繋いでいく、そんな力を感じました。


2. ゴールドリンク

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今年、最も聴きまくった作品がこちら。無機質な近未来感と有機的な要素が入り混じった気持ち良さがずっと続く、不思議なアルバム。ヒップホップでありながらガチガチのそれではなく、人工のリゾート地のような広い空間をイメージさせてくれます。万人受けするかは分かりませんが、とにかく知ってしまえばトリコになる感じ。僕が子供の頃に描いていた2019年は、こんな世界だった気もします。


3. クレイロ

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今年最も輝いて、大きく飛躍したのがクレイロではないでしょうか。自身初のフル・アルバムも素晴らしかったですが、やはりムラ・マサとのコラボが一番衝撃的でした。エレクトロとアコースティックが融合したような革新的な楽曲もそうですが、それまでの清楚なパブリックイメージを覆して大きく羽ばたく姿が、本当に魅力的でした。


4. ハイム

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2019年、最も音楽的だったアーティストはこの三姉妹で間違いない。このnoteでも取り上げまくりましたが、本当にアルバムが待ち遠しいの一言です。センスと才能のかたまりの様な彼女たちですが、PVはいつもクスッと笑えるお茶目な感じなんだよなぁ。飾らない魅力と超絶なパワーで、どこまでも世界を掻き回して欲しいものです。


5. コールドプレイ

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僕だけに限らず、今年の全世界ベストソングは彼らの“Orphans”だったのではないでしょうか。「なんだこのチャリティー・ソングみたいな曲は」というひねくれ者の意見は他所にして、こんなにも心動かされた曲は久しぶりでした。大切なのは、この曲が高らかな理想を掲げ作られたのではなく、ありふれた日々の生活から生まれた「ネガティブなものへの回答」であったという点だと思います。


6. ベター・オブリビオン・コミュニティ・センター

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とにかく「うわぁーなんだ、いいなぁー✨これ」と直感的に大好きになってしまった。そんな初恋にも近い感覚は、楽曲にも溢れています。チリチリと胸を焦がす甘酸っぱさが本当に最高です。元々、各々のアーティスト活動が中心だっただけに、この一枚で終わってしまう可能性はかなり大ですが、2019年に刻んだ想い出は深く僕の心に残りそうです。


7. ((( O )))

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さて、2019年最も「何だったんだ?」的なミステリー枠。でもイチ押しです。ジューン・マリーズィという女性アーティストなのですが、一見いわゆるオーガニック系女子に見えて、実はかなりの実力派。美的センスもさることながら、スピリチュアルと私的な感情とが入り混じったような楽曲の世界観が素晴らしいです。ぼんやり頭が回らない時に、ずっと浸っていたい。


8. シグリッド

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実力派といえば、今年一番の秘めたる実力者は間違いなくシグリッドでしょう。天才的なメロディ・ラインとポップさに加え、どんな飾り付けをされても彼女の音楽になってしまう程の強靭な本質。「実はビョークと肩を並べるくらいの音楽的素養を秘めているのでは… 」なんて思っています。シワシワのおばあちゃんになっても歌っていそうですね。


9. ムーンチャイルド

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「大人」「オシャレ」「夜」「お酒」「Jazz」など、みんなが欲しいキーワードを全部詰め込んだようなラグジュアリー・ミュージック。ザワザワした気分を鎮め、凝り固まった心をほぐす癒しの効果まであるなんて… なんて贅沢なのでしょう。聴くほどにハマってしまう彼らの音楽ですが、実はライブはパワフルだったりするので必見です。


10. ザ・ジャパニーズ・ハウス

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最後はとても悩みましたが、、やっぱり彼女かな。唯一無二の存在感は、聖なるものと気怠さが同居するその佇まいからくるのでしょう。良いも悪いも分かりにくくなってしまった現代において、その両方と葛藤とを包み隠さず「自分」として表現する彼女は、とても2019年的だなと思います。ちょっとオーバープロデュースぎみのアルバムより、シンプルなライブ・バージョンの方が好みでした。




いかがでしたでしょうか。今までのnoteのダイジェスト版のようなセレクトでしたが、それはそれで、やっぱり良いものは良いなと。
次点では、今年活躍したPUNPEEニキやSIRUPなど、日本人男性アーティストもいました。

個人的に、今年はいろいろ試行錯誤して、せかせかした一年でしたが、まぁ正直、100やってようやく1,2を知るって感じで… 人生そんなもんやな、といった感じでした。



今年一年、本当にありがとうございました✨👋🏻☺️

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