ネコは子煩悩
猫様は子どもが大好きです。
ここで言う「子ども」とは、いわゆる子ども全般ではなく、「我が子」のこと。
うちにいる猫様(♀)は、うちの長男が生まれた時に、「自分の子どもができた!」と思ったみたいで、それ以来ずっと彼のお母さんです。
ベビーベッドでギャンギャン泣いている時代は一晩中添い寝して、毛をわしづかみされても「ニャン!」なんて言いながら動かず、追いかけ回されてもクルクルとテーブルを周回し、猫じゃらしを振り回されても爪を隠して必死に耐え、ママゴトで注射を打たれて、布団やティアラをかけられても微動だにしない。
そして今日も、遊ぶ子どもたちの横でスヤスヤと居眠りをしています。
そんな猫様を見て僕は、我が子や大切な人とふれ合う際に、「こうあって欲しい」「こうなって欲しくない」を基準に考えすぎているかもな、と反省しました。
褒められたり、教わったり、新しいオモチャやお菓子を買ってもらったり。それも嬉しいかもしれないけれど、子どもにとって本当に嬉しいのは、側にいて欲しい時に、ただ大切な人がそこにいてくれることなんじゃないかなって。
新しいオモチャや体験も本当は、「何を」じゃなくて「誰と」が大切なのかもしれません。「忙しい」はとりあえず横に置いておこう。
うちの子どもは、ネコが大好きです。
ネコもうちの子たちが、大好きです。
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